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2006年5月の16件の記事

何はともあれシンガポールスリング

Sinmlion シンガポールこぼれ話1 

何はともあれシンガポールスリング

 シンガポールの旅の目的といえば、グルメとショッピングしかない。観光といってもマーライオンとセントサ島に植物園・動物園くらいだろうか。とにかく狭い島である。確かに街はきれいだが、美しい国のイメージがマスコミや旅行雑誌で先行してしまった。そのため、実際に行くとがっかりするのではないだろうか。正直なところ、市内観光は半日で十分。

そうかといって魅力がないわけではない。多民族国家のなせる、民族の交差点の要素が間違いなくある。経済を牛耳るチャイニーズ、インド系、マレー系そして英国植民地時代の名残である白人と、実は人種のるつぼである。そんな中で最近の「シンガポール」の売りは、いわゆるデラックスホテルである。

リッツカールトン、フォーシーズンズ、シャングリラ、フラトン、マリオット、コンラッド・コンチネンタル、そしてラッフルズホテル。やはり100年以上の伝統の重みでは、ラッフルズだろうか。言わずと知れた、ラッフルズには、おそらく世界一有名なカクテル「シンガポールスリング」がある。私も何年か前にお客様をエスコートしてこのホテルのバーへ行き、注文した。

シンガポールスリングの赤い色は、なぜかロマンチックだ。ドライジンをベースにパイナップルも入っていて確かに甘い。公開されているレシピによれば、つぎのようになっている。

(ラッフルズでのシンガポールスリング・レシピ)

ドライジン(ビーフィーターのもの) 30ml

チェリーブランデー 15 ml

パイナップルジュース 120 ml

ライムジュース 15 ml

コアントロー(ホワイトキュラソー)7.5 ml

ベネディクティン 7.5 ml

グレナデン・シロップ 10 ml

アンゴスチュラ・ビターズ 1Dash

飾りとしてパイナップルのスライス・オレンジ・チェリーなど

 ラッフルズのバーは、天井に大きなファンが回り、木づくりでいかにもコロニアル風だ。しかしスリングは、甘いせいもあって、せいぜい2杯が限度だ。行ったことがある人なら誰でも感じることだが、このラッフルズのバーのつまみといったら、山積みのピーナッツなのだ。それもまた、殻は食べ散らかして、床に捨てることになっている。このあたりがまったく理解できない。念のため、ビールや他のカクテル、そしてソフトドリンクもあります。

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ロトルアの温泉と南十字星

ニュージーランドこぼれ話1 ロトルアの温泉と南十字星

 

 ニュージーランドの北島、ロトルアは、「温泉とマオリ文化の町」。北島のオークランドからは、ワイトモと一緒の日帰りツアーもあるが、是非、1泊で行きたい。羊の品評会や毛刈りショーで有名なアグロドームやマオリの美術工芸や文化を伝える施設やなんといっても温泉にちなんだ、地熱公園など、結構見所も多い。せっかくロトルアに行くなら、夜のマオリショーと(マオリ族の食事で肉やポテト、野菜を地熱で蒸し焼きにした塩味の)ハンギ料理を味わい、温泉プールに入りたい。

マオリの女性たちが白いボールのようなポイをもって踊ったり、男達の戦闘的な舌を出す「ハカ」ダンスもおもしろい。その晩は、ホテルのホット・プールに行く。水着着用だが、れっきとした温泉。38度くらいだから、かなりぬるめ。日本人はお湯に入ると肩までつかってじっとしている。白人は違う。のんびり泳いでいる。そこに。オークランドから来ていた、同行のガイイドさんも入ってきた。せっかくだから、南十字星は見えますかときいいてみる。真上にみえるが、ニセ十字星もあるので注意してほしいとのこと。

なるほど、真上に見えた。時計の12時の位置の星は赤く見えている。

南十字星を構成する4つの星は、理科年表によれば、星の明るさでつぎのような等級になっている。

 

α 0.8等級 (距離320光年)Southerncross_1

β 1.3等級 (〃350光年)

γ 1.6等級 (〃88光年)

δ 2.8等級(〃360光年)1

 

どうでもいいことだが、1光年は約9兆4千6百キロメートルだそうで、想像もつかないほどの距離だ。

 南十字星をみながら温泉プールにつかっていた。30分してあがった。体がポカポカする。ロトルアには、最近、日本人経営の温泉旅館がオープンしたそうだ。そこの露天風呂も。やっぱり水着は着用するそうだが、あんまりリラックスできそうもないな。裸で入るからのんびりするのだと思う。

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あこがれのノイシュバンシュタイン城って趣味が悪い?

ドイツこぼれ話 あこがれのノイシュバンシュタイン城って趣味が悪い?

 

 ロマンチック街道の南の終点がフュッセン。ディズニーのシンデレラ城で知られるあのノイシュバンシュタイン城がある。狂気の成金悪趣味・ルードウィッヒ2世が、いまから約120年前、17年もの歳月をかけて建築させ、わずか102日しか住まなかったお城。(謎の水死をとげたバイエルンの王様です)

 ミュンヘンからバスで約1時間半程、走るとフュッセンである。大型バスの駐車場(ドライブイン・お土産屋)からは、山の中腹にあるお城まで、急な坂を歩くと25から30分かかる。便利なもので、別料金だけれど下からお城までは、2頭立ての馬車(10人位乗れる)またはミニバスという文明?の利器がある。ミニバスは、お城の玄関ではなくて、裏手の「マリエン橋」に着くが、この橋からのお城の眺めは最高で絶好の撮影ポイントだ。

 お城の入場は、団体の場合、完全予約制で、時間まで入口で待たされる。個人でも同じ国のグループがあれば相乗りできる。というのも館内に流れるテープ案内が、国別で、もちろん日本語もある。一年を通して城を訪れる観光客の1割は日本人で、夏場などは、実に四分の一にもなるとのこと。たくさんの日本の方々と出会う。

Photo_14 お客様の反応は、様々である。

「あこがれのお城は、さすがにきれいね。」

「おとぎ話ね。」

お城の中には、きらびやかな彫刻、絵画はもちろん、絢爛豪華な装飾がこれでもか、コレデモカという具合。

「でも趣味が悪いよな。」

「しっとりとしたよさはないね。金かけてつくったのはわかるけど。」

確かに、ルードウィッヒ2世は、このノイシュバンシュタイン城のほか、リンデルホルフ城とヘレンキムゼー城の3つをつくった。遠目でみると、ノイシュバンシュタインがもっとも美しいのは間違いない。しかし、内部を見学すると、一番がっかりするのも、この城かもしれない。(たたし一見の価値はもちろんあります)

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書を捨てパブへでよう

London イギリスこぼれ話 書を捨てパブへでよう

 

 ロンドンへ行くことがあったら「パブ」をのぞくべきだ。イスとテーブル席もあるが立ち飲みをする人が多い。ほとんどビールは3種類。①ラガー、②ビター(エール)、③スタウト(黒ビール)の三羽ガラスであるが、日本のビールに近いのは、①ラガーだ。  

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注文は、カウンターへ行き、日本の中生位の「1パイント・ラガー」か、その半分の「ハーフ・パイント」という具合でグラスの大きさを指定する。1パイントは568mlに決まっている。かなり量は多い。だからはじめは、ハーフ・パイント284 mlが無難。1パイント・ラガーで2ポンドから2.5ポンドだから、400円から500円と手頃。別におつまみを頼まなくても大丈夫だ。勘定はすべて現金引換え(キャッシュ・オン・デリバリー)だから、財布とニラメッコしながら飲める。

ビールは、大きな取っ手がついたサーバーから注ぐのだが、泡はほとんど捨てられ何回か継ぎ足して、グラス上部の線までビールを入れてくれる。個人的には日本のビヤホールのようにグラスの1割程度の泡があった方が、うまそうにみえるが、どうやらイギリスの法律で、グラスに刻んだ「パイント線」までビールそのものを入れなくてはならないらしい。法律といえば、イギリスの「パブ」の営業時間は、午前11時から(夜の)午後11時と決まっているのだそうだ。仕事もしないで朝っぱらから酔払っちゃだめなのだ。店によっては、ランチタイムも賑やかだ。また、いつまでもウダウダ飲んでないで、さっさと帰れということだろう。

別に飲みたくない時でもトイレを借りるのは無料である。小腹が空いたときでもよい。ミートパイやソーセージ、定番のフライドポテトや人参、グリンピースなどが乗ったつまみは、どこにでもある。ベーコン、ハムに豆スープみたいな食べ物もある。多くの人が言うように、イギリスにはうまいものがないのかもしれないが、白身サカナのフライにこれでもか、これでもかと盛り付けたポテトとなぜか、ポテトチップのてんこ盛りの「フィッシュ・アンド・チップス」は、十分昼飯になる。

なお、どうでもいいことだがイギリスの「1パイント」は、0.56826125リットルだそうだ。500ミリのペットボトルより、少し大きいということかな。

それから、飲んだ勢いで・・・という殿方のために、パブのトイレには自動販売機が置いてある。何を売っているかは、実際にパブへ行って調べていただきたい。

(ヒントは近藤さんにきいてください)

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真冬のパリでバスクリン

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フランスこぼれ話 真冬のパリでバスクリン――添乗員の小技、裏技

 

 真冬のパリは、氷点下になることもある。寒い。ロンドン・ローマ・パリという、ヨーロッパ銀座通りコースも飛行機の関係で最終目的地は、パリが多い。1週間(5泊7日)のツアーだと、ロンドン2泊・ローマ1泊・パリ2泊(機内1泊)というところ。

パリに入ると、そろそろなつかしくなる日本食の昼食。その時添乗員は、おもむろに小技を。

「それでは、旅も残すところあと2日。パリの夜、お風呂で日本の温泉を思い出してください。よく、あったまってください。」と、参加者にバスクリン『日本の名湯シリーズ』を配る。登別、十和田、乳頭温泉、山代温泉、湯布院、箱根奥湯本、道後である。西洋式のバスタブにバスクリンでのんびりあたたまっていただく。

入浴剤そのものは、中世ヨーロッパでも上流社会では、バラの花や各種ハーブでつくったものが流行した。日本では、(バスクリンの)ツムラが1897年(明治30年)に日本初の入浴剤「浴剤中将湯」が発売された。(写真はツムラさんのホームページから) ツムラのホームページによれば、入浴剤バスクリンの効用は、ミネラル有効成分により、温浴効果を高め、血行を促進し、入浴後の保温効果を増大させることだそうだ。確かに湯上りは気分がよい。

バスクリンを配るのは、ツアーの終盤でなければ意味がない。日本食の食事をツアーの中に組み込むのも、最後の日程がベスト。ただし、10日間から2週間近いツアーの場合は、日本食の昼食と夕食をツアーの中盤に入れるのもよい。また、私はツアーの途中でも、お客様に呼びかけ、自分の部屋を提供して、ホテルで「お菓子持ち寄りお茶会」も開催する。日本茶のティーバックを持っていく。お客様はおせんべいやおかきなどお茶菓子を持ってきてもらう。ベットカバーをはずし、床にひく。じゅうたんバーのように、リラックスしていただく。お酒好きのお客様が多い場合は、日本酒や焼酎を持って行き、提供する。こんなことも、添乗員の気配りだと思う。Long_img01c Towada_b Nobori_b

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バンフ観光温泉ホテル---バンフスプリングスホテル

カナダこぼれ話1 バンフ観光温泉ホテル---バンフスプリングスホテル

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 カナダツアーといえば、カナディアンロッキーで、当然のことながら有名な「バンフ スプリングス ホテル」に泊るのが定番であった。確かに、このホテルは外からみればお城のようで豪華だ。だがしかし1888年開業で実に120年も経っている。

770ルームもあるが、部屋は狭く、館内は迷路のような造りだ。シーズンになると大きなレストランでも2回転させるので、夕食は午後5時半と午後8時の2本立てなんてこともある。一度は泊ってみたいが、二度と泊りたくないとの感想が多い。

 

しかし私は、2度泊った。8月のピークシーズン、有名なオーバーブッキングの経験をした。大学の同級会のカナダ旅行、参加者は60代の夫婦10組。バンフスプリングスにチェックインをする。すると2泊するはずが、1泊分しか部屋はないという。フロントでホテルと交渉してもらちがあかない。現地旅行者(ランドオペレーター)の責任者に来てもらって話をしてもらうが、すみませんすみませんの一点張りで、とにかく部屋が出てこない。1泊はバンフに泊っていただき、翌日は「カナナスキス」へ行けという。カナナスキス・リゾートは、日本人にはあまり知られていないが、ゴルフ場も隣接する高級リゾートでバンフからも近い。ロッジ・アット・カナナスキスといって1988年カルガリーオリンピックの時に建築された高級ホテル。部屋数は320ルームである。ホテル側は、すべてのお客様にスィートルームを用意し、夕食時のレストランでは、(どんなに飲もうと)飲み放題にするという。

お客様はそれでも納得しない。

「バンフスプリングスに泊るのが楽しみで参加した」

「これは旅行会社の責任だ、いったいどうするつもりだ」

さすがに人生経験の豊富な方々なので、金返せなどとは言わない。それでも、カナナスキスがどんなにすばらしいか、説明をしても効果がない。こんな時の添乗員は、まさに針のムシロである。すばらしい夕食をとっても盛り上がらない。そこで現地のランドオペレーターの社長さんにホテルへ来ていただき、お客様にお侘びをしていただき、今日のバンフの飲み物代も無料にしてもらった。もちろん、最高級のワインを何本も頼み、ほとんどの男性陣が酔っぱらった。60代の紳士達は、しこたま酒を飲んだせいか、文句を言うより、

「添乗員の君には、責任はないよ。」

「むしろ、あなたも被害者だよ。」・と、ひとまず解散。酒代、約6万円がロハ。

 

バンフ観光温泉ホテルにお泊まりの節には、オーバーブッキングにご注意。もちろんちゃんと泊れたことの経験が多いけれど。(バンフスプリングスホテルには大浴場はありません、念のため。近くに温泉があるのだから、大浴場や露天風呂があってもいいのにな、と思うのが私だけでしょうか。)

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キャディラックのルームミラー

_edited ハワイこぼれ話 走行中にルームミラーが落ちた!

 

 いまから10年程前、ハワイ(オアフ島)に駐在していた頃の実話。会社から支給されていた車は、キャディラック・ブロアムのセダンで5000cc。(Cadillac Broughamの確か1982年車)おもにワイキキと空港の往復や出勤に使用していた。日本では、キャディラックといえば高級車だが、アメリカではそれほどでもない。

燃費が悪く、ガソリンはハイオク(プレミア)の1リッターで5kmから8 km位走れば上等だった。それでもアクセルひとふかしでブワーッと加速した。

ある日、ホノルル空港に向かって、フリーウエイーを100キロ近くの速度で飛ばしていた。すると突然、車内の運転席中央上部のミラーが落ちた。

ブラブラしている。幸い走行中は前面のフェンダーミラーがあるから運転には支障がない。だが、結構重いルームミラーが顔の前にぶら下がっているのは危険だ。片手でハンドルを握りながらなんとか空港到着。しみじみ見るとネジがはずれたとか、ゆるんだとかの話ではなく、ミラー上部の接続部分がもげている。細いコイルが残っていてかろうじて天井からつながっている。

さっそく帰りがけに行きつけのスタンドへ。日系人のボスに話しかける。

「まいったよ。走ってる途中にミラーがもげてきたんだから。危なくて」

「いくらキャディラックっていったって、所詮、アメ車だからね」

    ・・・と両手をひろげて No Way!(しょうがないね)

アメリカ人で日系人のガソリンスタンドのご主人から、日本製の軽くて丈夫なルームミラーを推薦いただき、すぐ取り付けていただいた。

(車は品質、性能、燃費などなど、日本車に限る)

 自動車ばかりではなく、こんなこともあった。ハワイで住んでいたコンドミニアムの部屋に備え付けの洗濯機(乾燥機部分)が後部から火を噴いたのだ。別に機械を酷使したわけではない。ただただ驚き、メーカー(GM)に電話をして、出張修理に来てもらった。配線の具合が悪く、ショートしたらしいが、火事になったらどうすればいいのかしら。ハワイのコンドでは、洗濯物を外に干せないから、乾燥機

(なぜかドライヤーという)は必需品。目を離さぬように使うべし。

(電化製品は品質、性能、安全性などなど、日本製に限る)

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ナイアガラでびっしょり

2_1  カナダこぼれ話 ナイアガラの滝でびっしょり!! 

カナダを回るツアーで東側のメインは、なんてったってナイアガラの滝だ。トロントからバスで約2時間、世界的に有名な観光地である。行くならやはり夏。ツアー代金は高いけれど7月か8月がおすすめである。なぜかといえば、相手は、ものすごい大量の水しぶきをあげる大瀑布なのだ。

「霧の乙女号」という、観光船に乗ってほしい。ナイアガラの滝は、アメリカのエリー湖からの水が、標高差の低いカナダ側のオンタリオ湖に流れるナイアガラ川にある滝である。観光船は、まず落差58m、幅330mのアメリカ滝を左手にみながら、直進して、カナダ滝(落差56m、幅675m~900m)まで進む。船の先端を滝に突っ込む格好だから、船内デッキにいると、間違いなく水びたしになる。もちろん、乗船前にブルーの雨合羽(レインコート)を支給されるのだが、あまり効果がない。それこそ頭の先から靴の中までびっしょりになる。全体で30分の乗船だ。

15年位前に行った時には、使いまわしのゴム製の貸しレインコートだった。しかしこれが、白人の強烈な体臭で、やたらと汗臭くて閉口した。だが、近頃は使い捨てのビニール製レインコート(持ち帰り可)になったので、かなり快適に濡れることができる。驚いたことに、滝に近くなると小さな水しぶきのためか、ご婦人たちのメイクもほとんど洗い落とされ、百年の恋も冷めてしまうがごとく、すっぴんのオンパレードになる。写真を撮るのも大変な作業になり、薄いビニールコートの下に隠したカメラも注意深く操作する必要がある。

したがって、ナイアガラにゆくには夏場に限るというわけだ。ガイドブックには、

「霧の乙女号に乗るなら、進行方向左側、2階デッキがベストポジション」などと書かれているが、濡れるのが激しいのもその場所である。間違いなく、下着までびっしょり。靴下はズクズク、靴はチャポンチャポンと音がする。

(もっとも11月から3月の冬場、船は休業)

※絶対にスーツでは乗らないでください。(たまにスーツ姿の添乗員さんを見かけるのだ。ああ大変。)

ラフな格好でスニカー着用のこと。夏なら濡れても、すぐ乾きます。

(※写真は乗船記念品の霧の乙女号絵ハガキ)

 

 

 

 

 

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ホノルルマラソンの翌日、カラカウアはゾンビ集団

Photo_5   ハワイこぼれ話 ホノルルマラソンの翌日、カラカウアはゾンビ集団

 

 毎年恒例のホノルルマラソン、2006年は12月10日(日)開催である。今年で34回目だそうだ。参加資格も満7歳以上で時間制限もなく、誰でも参加できる市民マラソン大会、いまやハワイの風物詩ともいえる。

スタートは午前5時、アラモアナ公園前の路上である。本当にまだ薄暗い中、約3万人のランナーが、ぞろぞろと走りだす。先頭とうしろとでは、10分は違うが、花火が上がり、市民ランナー達は、大騒ぎ。アラモアナ大通りからアロハタワーの横を抜け、コースは右に回ってダウンタウンをワイキキに向かう。まだまだ暗い中、カピオラニ通りに入るまでは、ホノルル市の消防署や水道局などが、クリスマスの電飾で実にきれいだ。早朝なのに、カラカウア通り、ワイキキビーチに差し掛かる頃には、沿道は応援する人々でごった返している。

ワイキキでの応援が終わると、われわれ現地スタッフは、すぐさまゴール地点のカピオラニ公園へ車を飛ばし、受け入れの準備をする。日本からのマラソンツアーのお客様のお世話をするのが仕事。正確には、午前4時にワイキキビーチ(クヒオ通り)からチャーターバスでスタート地点まで、参加者をお連れすることから、始まる。

カピオラニ公園では、(運動会の本部のような)テントを設営。ブッフェの昼食の支度もする。いかに市民ランナーとはいえ、速い人は3時間でゴールしてしまう。フルマラソンは、42.195㎞(26マイル385ヤード)だから、全行程を歩いても約8時間強だ。そこそこ練習している人で5時間から6時間で完走する。もちろん途中で歩いてもよい。休憩するもよし。したがって、午前8時過ぎくらいから、戻って来る人がいて、午前10時から11時頃、ゴールするランナーが多い。

現地スタッフは、完走したランナーにスポーツドリンク(ゲータレード)を渡し、一休みしていただき、必要な方にはブッフェの食事(ランチ)を提供する。しかし、完走する市民ランナー達は、消耗しきっていて、ほとんど食事ものどを通らない。

ゴールした人には、すぐ完走メダルと完走Tシャツ(Finisher’s T-shirts)が渡される。(実際にはランナーがゴール後、本部テントへ取りに行く)午後2時までは、電光掲示時計と立派なゴールが用意されている。時間制限はないといっても、2時を過ぎると片付けがはじまり、係員は撤収してしまう。ここまででスタートから9時間。

ほとんどの方が帰って来る。中には、途中道端で寝てしまった人もいる。

 私は、下見でホノルルのマラソンコースを、3回(車で)走った。折り返しの先のハワイカイから帰ってきて、ダイヤモンドヘッド横のダラダラ坂は、きついと思う。自分自身でハーフ・マラソンの経験はあるのでわかるが、まったくの初心者は、やめた方がよい。マラソンは足が疲れるだけではなく、腕も振るため、肩や首、背中の筋肉もボロボロになる。準備体操も必要だが、むしろ走ったあとのストレッチが大事。

それにしてもゴールで待っていると、完走した人々の姿は、実にすがすがしい。泣いているランナーもいる。抱き合っている人もいる。われわれのテントに戻って、そのまま倒れ、救急車で病院に直行し丸まる2日、意識のなかった人もいた。(すぐ元気になったのでよかった)

 そしてマラソンの翌日、おそろいの完走Tシャツ(Finisher’s T-shirts)を着たゾンビの集団が、カラカウア通りを歩きまわっている。足が痛くて、みんなまともに歩けないのだ。腕も痛いからつっぱったまま歩いている。

 ウワサでは、ホノルルマラソンにあわせて、日本からたくさんのマッサージ師さんが、ツアーを組んでやってくるとか、来ないとか。

      ここだけの話、マラソンのエントリーは、最終的にはスタート前日でも可能です。

      ただし、2ヶ月までの申し込みであれば10,000円程度の登録料も前日はUS125ドル(約16,000円)かかります。

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アンダルシアで観光バス、ロバを轢く(ひく)

Photo_10 スペインこぼれ話1 アンダルシアで観光バス、ロバを轢く(ひく)

 

スペインは情熱の国。首都マドリードにある、スペイン広場のドン・キホーテとサンチョパンサの像は好きだ。今回のツアーは「スペイン・ポルトガル10日間、

ときめきのスペイン旅情とリスボン」なんてサブタイトル付きである。

 ツアーはマドリード→トレド→グラナダ→コルドバ→セビリア→空路(マドリード経由)→リスボン→マドリードである。バスの旅で、夏のアンダルシアを行く。昼食のレストランでは、冷たい野菜のスープ・ガスパッチョや小皿のタパス料理など、日本人にもよくあう味だ。それに何気ない「テーブルワイン」がおいしい。驚いたことにこの国では、昼食時、バスのドライバーも平気でワインを結構飲むのである。もともと白い肌の人種だと、ワインでほんのり目元が赤くなっている。それでも上機嫌でトイレ付きの大型バスを動かす。

 白い風車の丘を過ぎ、行けども行けどもオリーブ畑が続く。山を越えてもオリーブがある。小さな村の山道をバスが通り過ぎようとしていた時、事件がおこった。添乗員の私は、一番前の席だから、まさに事故を目撃。なんと、前を走る荷馬車(収穫した野菜か何かを積んでロバが引く荷馬車)にバスが接触した。そしてバスは、ロバを轢いたのだ。バスの急ブレーキ。

ロバが飛ぶ。荷馬車が横倒し。お客様は何が起きたのか、わからない。しかし、バスは停まり、ドライバーはすぐ降りていった。

 どうやらロバは足をケガした程度で生きていた。荷車を操っていた農夫のおじさんも元気だ。スペイン人の酔っ払い運転のドライバーは、しきりに両手を広げて謝っているようだ。見ていると、ドライバーは、何がしかのチップを渡していた。しばらくして彼はバスに戻ってきた。よく見るとかなり年をとった(ように見える)ロバなので安くすんだようだ。示談である。(おまわりさんは来ない)

こんなやりとりでも、1時間近くかかった。はねた相手が人間でなくてよかった。ロバだからよかったわけではない。

 農村地帯をバスで行く時は、十分、ロバに気をつけてほしいとつくづく思う。2_edited

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チーズフォンデュをつくる

スイスこぼれ話1 チーズフォンドュ

 

 スイスの夕食といえば、チーズフォンドュかオイル(ミート)フォンドュ。ツアーでも1回くらい、フォンデュFondueがメニューに入る。「チーズフォンドュ」 は、スイス地方の鍋料理だ。白ワインでチーズを煮て溶かして、その中に長いフォークに刺したパンや温野菜(茹でにんじん・じゃがいも・アスパラなど)、ハム角切りなどをチーズにからめて食べる。

 オイルフォンドュは、本当のところフランスの、ブルゴーニュ地方の鍋料理で、フォークに刺した牛肉を油で揚げながら食べるもの。ミートフォンドュともいう。

 さて「チーズフォンドュ」だが、スイスで食べるとさすがにうまい。使用するチーズは、おおむね2種類。旨みがあり弾力性があって、伸びのよいチーズの王様「エメンタール」とやわらかい食感と酸味でプロの、料理人御用達のチーズの女王様「グリエール」という。食べた感じは、好みの問題だが、後味がよい点でエメンタールをすすめる。この2種類のチーズを使う。そしてチーズにコンスターチ(片栗粉)を入れ、辛口の白ワインを煮立てて溶かすが、アルコール分は飛ばす。仕上げには「キルシュKirsh」という、サクランボのブランデーを若干、入れる。とくに味付けはしない。お好みで胡椒、ナツメグ、塩を加える。

 スイスに限らず、ヨーロッパで食べるチーズは、日本のチーズとはかなり異なっている。カマンベールにゴーダ、モッサレラ、スモーク、クリームチーズなど、たくさんの種類があるが、日本でつくられるものは、日本的な味にアレンジされていることを忘れてはならない。確かに日本で売られているチーズは、おいしい。本場ヨーロッパのものは、生の牛乳と塩が原料なので、ほとんど手づくり。したがって、かなりクセがあるように思う。そこをよく認識すべきだ。チーズのしつこさばかりではなく、サンモリッツで食べたチーズフォンデュは、かなり酒が効いていて、下戸の人は気持が悪いと食べられなかった。私は、ビールや白ワインを飲みながら、たらふく食べた。

 家庭で「チーズフォンドュ」をつくなら、2種類のチーズを牛乳で溶かすとよい。ワインはきつくなる。キルシュも入れない。レモン汁を入れる。土鍋でよい。

それから長いフォーク(フォンデュ・フォーク)もいらない。串焼き用の竹ぐしが代用品になる。ちなみに、写真はスイス・フロマルプ社のチーズフォンドュ(レトルトパック約400g、2~3人用)。土鍋は著者の料理写真。

      

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     池袋の某百貨店で1,350円で売っていた。(左)

       それを土鍋で食べた。おいしかった。

   (池袋駅東口の百貨店)

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     土鍋のチーズは、木のヘラでよくかき混ぜて溶かすことが重要。     竹串にフランスパンや茹でたにんじんを刺す。  

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イギリス ロンドンタクシー

(イギリスこぼれ話)名物ロンドンタクシー
イギリスの黒塗りオースチンタクシーは有名ですが、ドアはもちろん(自動ドアではなく)手動式。ドライバーとお客様の間には、仕切り(ほとんどガラス窓)があります。これは、馬車の名残で、現在の運転手さんは、昔の御者(ぎょしゃ)にあたるからだといわれています。


 オースチン車内は天井も高く、ちょっとリッチな気分になります。そして何より、車内でタバコが吸える(灰皿付き)というのも意外です。料金を払う時は、下車して車の外から運転手サイドの窓から支払うことになります。ちなみに車の中のガラスの仕切りには、細かい穴が開けてあって、(実際に行ったことはないのですが)刑務所の面会所みたいに会話は通じます。ドライバーじは、どんな道でも知っていて、プライドが高い人が多いようです。料金はきっちりメータ制です。

おそらく、しっかりしたタクシーが走るのは、日本以外ではイギリス位しかないと思います。Londontaxi

(イギリスこぼれ話2イギリスの運転免許
 ロンドンに転勤になった友人の話です。イギリスは日本と同じ、交通事情で、車は左側通行・右ハンドルですから、日本人でも道さえわかれば、そのまま走れます。そこで免許証ですが、なんと日本の運転免許証を在日本大使館で英文に翻訳してもらって、書類を申請したら、無条件でイギリスのドライバーライセンスが交付されたそうです。

 しかも有効期間は100年先だったそうです。あの融通のきかない英国で、不思議な話です。(でも100年も生きる人って運転するのかなあと、思います)


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ピラミッドの前でラクダに乗る

2 エジプトこぼれ話1 ピラミッドの前でラクダに乗る

 

 エジプト、カイロといえば、やはりピラミッドである。五千年から三千年の歴史だから想像もつかないが、とにかく空港からバスでカイロ市内を縦断して、ナイル川を渡る頃にギザの三大ピラミッドが見えてくる。クフ王・カフラー王・メンカフラー王の三つだが、最大のクフ王のそれは、高さが146m、底辺(一辺)が230mもある。スフィンクスと同様に教科書やテレビの映像で何度も見ているが、現実に見ると迫力が違う。しかもピラミッドは、小柄な人間の背丈位ある四角い石(岩石)を積み上げて出来ている。

 

しかし行ってみなければわからないことがある。写真で紹介される「ギザの三大ピラミッド」は、いかにも何もない砂漠にポツンと存在感を示している。だが実際にはすぐ前に何百台も大型観光バスが駐車できるパーキングやお土産屋さんがたくさんある。スフィンクスの横は、しっかり舗装された「表参道」になっている。したがって、ギザのピラミッドは市内中心部から若干離れているが、すぐ近くには、緑にあふれた住宅もある。決して砂漠の真中ではない。

3つの中では、やはり大きなクフの内部も歩いて見学するが、上り下りの通路は、背を丸めなければ通れないところも多く、結構疲れる。ミイラや金銀財宝などは何も残されていないが、「ピラミッド・パワー」なのか不思議な空気を感じる。表へ出ると、添乗員付き、ガイド付きのツアーなら、定番、お決まりの「ラクダ乗り」である。

2コブラクダなのか、便利なことに前とうしろに、つかまる木がついている。乗る時は、ラクダがしゃがんで楽にまたげるが、ラクダがすくっと立ち上がる時は怖い。

われわれのおしりの位置はおよそ2m以上の高さ。だから眺めが抜群。1頭づつ、きちんとラクダ屋のおやじがついている。しかしこいつらが曲者(くせもの)である。ツアーにラクダ料金が含まれていないとなると、大活躍。フリーの個人客が狙われる。

以下、実際によくある、日本人観光客とラクダ屋のやりとり。(原文英語)

お客「ラクダ乗りはいくら?」

ラクダ「テン!」

お客「テン?10ポンドかい?」

ラクダ「・・・・・(答えず)テン!」

      そして5分ほど、ラクダに乗せ、カメラのシャッターを押す。(これはサービス)

      おりる。お客がお金を払う段になる。汚い10ポンド(約200円)を渡そうとする。

ラクダ「違う。違う、10ドルね。テン ダラー」(約1,300円)

その上、チップを請求する。エジプトポンドとUSドルの巧妙な「おとぼけ」が何度も繰り返されるそうだ。ご注意ください。乗る前に必ず、はっきりと料金交渉を。

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シドニーでYOSHINOYAの牛丼を食す

P1160081_1 オーストラリアこぼれ話1 シドニーで牛丼の「吉野家YOSHINOYA」へ行く

 

 例の狂牛病BSE問題が騒がれ、吉野家の牛丼が姿を消してから久しい。確かに、豚丼もうまいが、やはり牛丼にかなうべくもない。たまたまシドニーに出張に行った折、YOSHINOYAのオレンジ色の看板を見つけた。2004年10月にオープンした、「吉野家」豪州1号店だ。

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43 Oxford Street, Surry Hills,NSW2010,Australia

TEL:(61)+2-9283-2614

牛肉はもちろんオージービーフ。一見、固そうにみえるが、薄くスライスしてあり、吉野家独特の煮込み方でタマネギともどもやわらかい。なつかしい元祖・牛丼の味に間違いない。ごはんも「オーストラリア産の日本米(ジャポニカ種)」だそうだ。普通の並盛り牛丼(Beef Bowl)がA$4.40(オーストラリアドル約400円)。写真は著者が食べた牛丼みそ汁セット・レギュラーでA$5.40(約490円)、小さなプラスチック容器の紅しょうが付き。おまけにポテトサラダがつく。このセットがラージだとA$6.40(約580円)。

高いか安いかは別にしても、味は吉野家だと思った。いかにも体にわるそうな食紅をつかった「紅しょうが」があるのはうれしい。

なお、このセットには、ソフトドリンクも付いている。しかしコーラやジュースを飲みながら牛丼を食する習慣はないので、日本茶(グリーンティー)のティーバックを頼んだ。(冷めたお湯と中国製のお茶のティーバックは、まずい)ちなみにみそ汁はフリーズドライのねぎ入りで、インスタントみたいな味。あまり期待はできない。

お客はほとんどが、現地オーストラリア人やチャイニーズで日本人とおぼしき人はいない。それから、メニューには、牛丼以外になぜか、焼き餃子、チキン丼、サーモ

ン丼にコンボ丼がある。

日本であのなつかしい、つゆだくの牛丼をたべられるのはいつだろう?シドニーにご旅行の節は、ご利用ください。ニューヨークやロサンゼルスのYOSHINOYAよりは、おいしい。           

            

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マルセイユのブイヤベースって?

Photo_11 フランスこぼれ話1

マルセイユのブイヤベースって!?

 南フランスの港町・マルセイユ。なんとなくウキウキしそうな場所だ。旧港の東側には、何軒か趣味の良さそうなレストランが並んでいた。

「今日の昼食は有名なミラマール・レストランで本場のブイヤベースをいただきましょう。」きれいなガイドのお姉さん(日本人)に案内されて一同、席につく。

まず、出てきたのが“スープ・ド・ポワソン”魚のスープである。色は黄土色というか、からし色とでもいおうか、見るからにあまりうまそうではない。カットしたフランスパンのガーリック・トーストに「レイユソース」をのせて、スープに浸してたべる。このソースは、じゃがいも、ニンニク、赤唐辛子をすり潰してオリーブオイルを加えた、マヨネーズみたいなもの。とろけるチーズも入っている。

 スープは、魚の出汁(だし)が実によく効いていて、濃厚な味だ。コクがある。

材料は、トマトやタマネギに、香辛料はサフラン。ロブスターのスープみたいに後味が残る。同じ南仏のプロヴァンスには、「アイオリ」といって、ニンニク・オリーブオイルに卵黄を加えた、マヨネーズソースがあったがそれより辛い。また、この魚のスープは、本当に生臭い。病後の人や弱い人は食べないほうがいいかもしれない。しかし、うまい。でも、しつこい。忘れられない味だ。

 つぎに何種類かに煮魚をウエイターが運んできた。アナゴ、ホウボウ、カサゴ、

マトウダイにタラ。どれもスープのダシをとるために煮込んだダシガラだ。これらをスープにつけて食べる。これがブイヤベースなのだ、という。

本場のそれは、もともと漁師料理でサカナのごった煮。日本で食べるムール貝やロブスター、海老が入っている「ぶいやべえす」はニセモノなのだそうだ。

別にウンチクをたれるほど、食通ではないがあまりにガイドのきれいなお姉さんが、それも自慢げに説明していたので。したがって南フランスでは、「ブイヤベース」Bouillabaisseは決して高級な料理ではありません。(イラスト:たろべえ)

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西安の西瓜と黄色のティーシャツ

Photo 中国こぼれ話1 西安の西瓜(すいか)と黄色いティーシャツ

 

 中国、西安の夏は暑い。有名な兵馬俑坑や大雁塔、華清池、西安碑林など、見所がたくさんある。8月、書道の先生方を西安にお連れした。先生方の一番の目的は、やはり漢代から清の時代までの中国の書の歴史をつぶさに見学できる、碑林だ。行書の模範とされる「王義之(おうぎし)」、「顔真卿(がんしんけい)」、楷書の祖「欧陽訽(おうようじゅん)」などの作品が石碑で残っている。本物を見るという機会は、何よりの勉強だそうだ。

一日中、見学、観光と引きずり回わされたら、さすがにのども渇くし疲れが出てくる。よし、ここはひとつ休憩だ。さっそく名物の西安の西瓜を露天で買う。日本円で100円位だろうか、ラクビーボールのようなスイカだ。マイクロバスの車内に新聞紙をひいて、みんなで食べる。冷えてはいないけれど、甘くておいしい。日本の温室栽培のスイカとは、大違い。昔の西瓜の味がする。

町中の露天では、赤や黄色の西瓜を山積みにしてタタキ売りである。お客さんの希望により、セイリュウ刀のような大きな包丁でカットしてくれる。近郊の農村から、朝採れたての果物や野菜を持ち込み、農家の人々は商売をしている。果物といえば、ランブータンやライチみたいなものがたくさんある。

おっと、半袖カッターシャツに西瓜の汁が飛んでしまった。下のティーシャツが赤く染まった。ホテルに帰るやいなや(As soon as・・・)、バスルームでシャツを洗った。そしたら大変。西安でもイチニを争う高級ホテルだというのに、蛇口からは黄色い水が出る。しばらくすれば、にごりもとれて、普通の水になるに違いない・・・あたりまえのように考えた。しかし一向に黄色の水はかわらない。時間ももったいないので、そのまま洗濯。石鹸がどうも泡立たないが、まっいいか、って具合でお洗濯終了。バスタブに干した。

次の朝、びっくりした。なんと、昨日洗濯した白いティーシャツがイエローに変色している。染めたみたいだ。こもまた、おしゃれだ、と思うことにした。

 翌日も町では大きな西瓜を売っている。 そして、たぶん訳のわからない日本人観光客がスイカを買う。おいしくいただく。

シャツに甘い汁が飛び、ホテルに帰って洗濯すると、見事に染色される。きっと

西安で毎日、繰り広げられるドラマなのだ。

 

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