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オックスフォードの30名の学生たち

イギリスこぼれ話 オックスフォードの30名の学生たち

 

オックスフォード駅前のホテル。外食をして部屋に戻ると電話が鳴った。学生たちがホームステイをしている、1軒のホストマザーからだった。30人の学生は、それぞれ学校の近くの民家にお世話になっている。その中のK子さんのステイ先である。

(原文は英語)

「すみません、夜分に。わが家に泊っているK子のことなんだけど・・・」

「はい。K子さんですね。私がエスコートの、『たろべえ』ですが、何かありましたか?」

「実はK子はとてもシャイで、家族ともほとんど口をきかないし、夕食のあともすぐ部屋にこもってしまうの。気にくわないことでもあるんじゃないかって、心配なのよ。あなたから彼女に訊いてほしいの。」

 まず、K子さんを電話口に呼び出して、事情を尋ねる。だが、たとえ日本語で私と話しをしていても、ホストマザーの手前、なんだか本音を言おうとしない。そこで翌日のお昼を彼女と食べる約束をして、とりあえず電話を切った。

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 学校は、キングス・スクールという。オックスフォードの中心からは、バスで15分、駅からは20分ほどかかる、テンプルコーリーという、住宅地にある。K子さんを学校から誘い出し、近くのショッピングセンターにある中華料理屋に行った。

チャーハンや酢豚にマーボー豆腐など、安くてうまい。彼女もバクバク食べる。

「何か悩みでもあるの?もしいまのステイ先に不都合があれば、学校におねがいしてホームステイ先を変更することもできるよ。」

「実は、最初の夜に付合せで出たフライド・ポテト(フレンチフライ)がおいしかったんで、『おいしい、おいしい』って言ったんです。そしたら、それから朝食と夕食に毎回、山盛りのポテトが出るので、まいっちゃった。食べ残すのもママに悪くて。」

 それから私は、ポテト・ママに電話を入れた。K子は典型的な慎み深い日本人で、あなたを傷つけたくないので、ポテトを残せなかったけれど、さすがに3日も朝夕、出ると飽きてしまうのです。などと、気をつかいながら話した。そうしたら、ポテトおばさん、カッカと大笑い。翌日からじゃがいも料理は出なくなったそうだ。

※「食事」は大切です。自分の意志をはっきり伝えることは、ことに外国では大事なことです。(写真はKings School Oxford のHPより)

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