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バンクーバーでサヨナラ逆転満塁ホームラン

カナダこぼれ話 バンクーバーでサヨナラ逆転満塁ホームラン

 

 大学の同級会のカナダ旅行、参加者は60代の夫婦10組。「バンフ スプリングス ホテル」のオーバーブッキングでえらい目にあった。(18年5月21日参照)

最後はバンクーバーである。

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 現地でのクレームはできるだけ、現地で解決し決して日本へ持ち帰らないのが、添乗員としての役目である。日本に帰ると小さなクレームが、日本旅行業協会JATAや消費者相談室などに持ち込まれ、大きな問題となる。(時には訴訟になる)そこで添乗員の力量が試されるといっても過言ではあるまい。

 なんとか起死回生をはかろうと必死で考えた。

そこで思いつく。バンクーバーは、今回のカナダツアーの最終目的地である。「サヨナラパーティー」を日本食レストランで予定していた。メニューは寿司、天ぷらなどの和食アラカルトでバジェット(予算)は日本円で4・5,000円ある。20名で10万だ。思い出に残る旅をつくろう。「終わりよければすべてよし」の発想。ハーバークルーズの船をチャーターして、寿司職人を船に乗せ、食べ放題にする。

 現地受入の代理店にきくと、50万で貸切・食べ放題の寿司クルーズができる。

「それではみなさん、今回はバンフでご迷惑をかけたお侘びとしまして、今夜のサヨナラパーティは、私の一存で、ハーバークルーズ、寿司食べ放題とさせていただきます。誠に申し訳ございませんが、飲み物は個人会計とさせていただきます」

 寿司職人が二人、お客様のリクエストに答えて、お好みで握る。お運びの日本人の女の子も二人。これは大好評であった。幹事さんが、いったいいくらかかるんだ?と訊く。だいたい50万ですね。でもご迷惑かけましたから・・・。

 参加者は60代の夫婦10組、ご主人たちが、「これではかえって迷惑をかけるから」と、カンパしてくれた。20万集まった。それほど損はしない。しかも酒代は別だ。

 お客様へは、誠意を尽くせば必ず、通じる。ヘタな小細工ではなく、やるなら徹底的に・・・というのが私の心情だ。帰国後、写真交換会の席上で参加者のみなさんから、添乗員である私は、お礼にと目覚まし時計をいただいた。失敗や問題も出てきてあたり前である。しかし、そこでいかに攻めるか、それがポイントだと思う。

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コメント

バンクーバーのお寿司屋さんは、ネタも新鮮でしかも安いですね。亀井ロイヤル寿司とか、まだあるんでしょうか。それにしても、たろべえさん、寿司クルーズなんてよく思いつくもんですね。参考になりました。

投稿: 現役添乗員 | 2006年6月29日 (木) 00時33分

こんはんは。

随分太っ腹だなぁ~、素晴らしい企画ですね。まさに日本人の心を掴んでいます。女性添乗員さんの気配りの細かは、よく感じてますが、こんな思い切った企画は、男性添乗員さんならでは~というような独創性を感じます。

投稿: うさぎ | 2006年7月 1日 (土) 21時49分

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