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《エーゲ海ミニクルーズ》実はサロニコス湾クルーズ

ギリシャこぼれ話 《エーゲ海ミニクルーズ》実はサロニコス湾クルーズ

 

 ギリシャ、アテネでのオプショナル・ツアーの定番といえば、《エーゲ海ミニクルーズ》がある。船旅にあこがれる、人の心をくすぐるし、『エーゲ海』という、言葉の響きがよい。私も2度、お客様を案内したことがある。

 大手旅行会社の旅行パンフレットには、“魅惑のエーゲ海をクルーズで楽しみます。

白壁の教会やカラフルな窓枠に彩られた家並みが美しいエギナ島。緑に覆われた風光明媚なポロス島。ロバのタクシーが行き交うイドラ島。それぞれの魅力をもつ3つの島をめぐります。紺碧のエーゲ海に浮かぶ島々は、まるでオリンポスの神々が作り上げた芸術品のようです。“

 

 私も同業者なので、美辞麗句で飾り立ててパンフレットをつくり、お客様を集めたこともある。

しかし、このミニクルーズ(1日観光)は断じて《エーゲ海》ではない。

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地図をみていただければわかるが、エギナ島・ポロス島・イドラ島は、「エーゲ海」につながる、《サロニコス湾》(英語読みではサロニック湾)にある。アテネで目にする、欧米人向けの旅行パンフレットには、《Saronic Gulf Cruiseサロニック湾クルーズ》または《Full Day Cruise to the Saronic Islandsサロニック湾の島をめぐる終日クルーズ 》と、はっきり書いてある。決してエーゲ海ミニクルーズではない。

本当の《エーゲ海》は、ミコノス島、サントリーニ島、クレタ島などをいう。

 エーゲ海ミニクルーズのスケジュールは、こんな具合だ。(一例)

        午前7時30分頃、ホテルピックアップ(船会社のチャーターした大型バスが各ホテルをまわる)

        8:30 アテネ(パレオ・ファリオ港)出航

        9:40~11:30 エギナ島(オプショナルでアフェア神殿ツアーあり)

        (船内で昼食、ギリシャの民族舞踊ショー)

        12:30~13:30 ポロス島

        15:00~17:00 イドラ島

        19:00 アテネ 帰港(ホテルまでバスで送ってくれる)

    天候等の理由で回る順番が変更になることもある。

 このオプショナル・ツアーが15,000円である。ちなみに欧米人には75~80ユーロで販売されている。英語のできる方は、現地の会社へ申し込めば日本円より、2割安である。

 もちろん、この3つの島はそれぞれに美しい。白い家が海岸線に沿って建つ風景は、エーゲ海を思い起こさせるものだ。1日という、短い時間で「エーゲ海クルーズ」気分を味わえる。しかし、これはサロニコス(サロニック)湾クルーズであることを忘れてはならない。

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コメント

私も何回か、「エーゲ海ミニクルーズ」に行きました。確かにエーゲ海とは言えないです。さっそく調べてみたら、さすがJTBのパンフレットには、「サロニコス湾クルーズ」となっていました。

投稿: 現役添乗員 | 2006年8月14日 (月) 19時50分

現役さん、久しぶりです。添乗員の方に読まれてしまうとネタバレで恥ずかしい気がします。でもよくぞお調べいただきやした。
 おっしゃるようにルックJTBのパンフには、「エーゲ海ミニクルーズ」とは全く書いてありませんね。でも120ユーロは高すぎませんか?内容はどこの会社で行っても一緒です。
 昔はこのクルーズ船には、日本語ガイドがいなくて、日本人のツアコンが放送で呼ばれて、相談して通訳案内をしたものです。寄港地の島の出航時間案内やアフェア神殿のオプショナルツアーの販売もしましたね。

投稿: たろべえ | 2006年8月15日 (火) 23時43分

私も行きました。「エーゲ海クルーズ」ではないので「エーゲ海ミニクルーズ」だと、添乗員の人が言ってました。でも3つの島は、白い家並みが続いていてきれいでした。船の中の昼食は最悪でしたが、各島で時間があるので、港のそばのカフェで海産物などを食べました。こっちはおいしかったです。

エーゲ海ミニクルーズ(カッコ:サロニック湾クルーズ)なら文句ないですね。観光の内容はよかったですから。

投稿: 猫男 | 2006年8月17日 (木) 17時02分

猫男さん、コメントありがとうございます。
確かにこのクルーズは、3つの島がきれいですよね。サロニコス湾(サロニック湾)クルーズと呼べば、全く問題ないと思います。

投稿: たろべえ | 2006年8月21日 (月) 00時17分

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