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ピサンゴレン バナナの天ぷら

バリ島こぼれ話 ピサン・ゴレン《バナナの天ぷら これはうまい》

 

 南の楽園、バリ島。8回ほど添乗やホテルの仕入れ交渉に行った。インドネシアは基本的にイスラム教の国だが、バリだけは土着の信仰と結びついたヒンドゥー教の島である。人々は自然と神様を大切にしているから、他人にやさしい。まさに「癒し」の神々の島である。

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 いま、バリは、ヌサドゥアビーチやジンバランビーチの高級リゾートホテルで売っている。北ヌサドゥアのベノアやクロボカン、スミニヤック地区にもプライベートビラスタイルのホテルができた。私が毎年行っていた頃は、「クタ」(プルタミナコテージ)、「レギヤン」に「サヌール」(なつかしのバリビーチホテル)そしてヌサドゥアが主流だった。まして芸術家が住む「ウブド」にデラックスホテルはなかった。

 「ジンバラン」にまだバンガローが数軒しか建っていなかった。椰子の木がたくさんあった。まさに時代は流れている。

 そんなバリで、好きな食べ物がいくつかある。ナシ・ゴレン(焼きめし)、ミー・ゴレン(焼きそば)、サテー(串焼き)もそうだが、デザートの『ピサン・ゴレン』のファンである。

 “ピサン”はバナナで、“ゴレン”は油で揚げる(炒めるも含んで、油で調理する)の意味だそうだ。日本(で食べる)バナナとは違って、小さな青い、若いバナナ(年配の人はモンキー・バナナという)に衣(ころも)をつけて揚げたものだ。

 レシピ的には、薄力粉とベーキング・パウダー、卵、ココナツミルクを使う。180度の油で揚げる。ころもが茶色になったら、粉砂糖やチョコレートシロップをかけて食べる。シナモンも軽くふる。生クリームやバニラ・アイスクリームとも相性がよい。いわゆる、お菓子である。

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 このピサン・ゴレンをクタパレス(ホテル)のレストランでよく食べた。とくにクタは夕日が美しい。しかし男が一人、サンセットにひたりながら、バナナの天ぷらというのもさびしいものである。

 日本のインドネシア料理店でも食べられるが、完熟したバナナではなく、青いバナナの方が型くずれしないし、おいしい。人間の場合は、熟したほうが、「おいしい」気がする。

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