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ニューヨーク高級ホテル事情

アメリカこぼれ話 《ニューヨーク高級ホテル事情》部屋に届かないスーツケース

その1  Nyc_2

 

 ニューヨークの高級ホテル『エセックス ハウス』での出来事。アメリカ国内の主要な美術館をまわるツアーで、ニューヨーク(メトロポリタン、フリックコレクション、MOMA)を皮切りに、ボストン(ボストン美術館、イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館、ハーバー大学フォッグ美術館)、ワシントン(フィリップコレクション、ワシントン国立絵画館)、シカゴ(シカゴ美術館)と行程が進む。NYCははじめの2泊。

空港到着後、簡単な市内観光をしてホテルに到着。添乗員の仕事は、空港業務を別にして、大型バスのトランクから出した荷物の個数をホテルのポーター(ベルキャプテン)と確認することから始まる。確かにすべての荷物をおろした。

簡単にチェックインをして、お客様に部屋番号やその後のスケジュールを伝え、部屋の鍵を渡す。ホテル側と食事の時間や明日のモーニングコールやバス出発時間の打合せをおこなう。部屋割り(ルーミング)は、ホテル側で済ませているので、バスからおろしたお客様の荷物(スーツケース)は、そこについているタッグ(名札)をもとに、ポーターが各部屋まで運んでくれる。

落ち着いたところで、お客様からお部屋の不都合(シャワーが出ない、トイレが故障している、部屋がきれいに掃除されていないなどの申し出)に備え、ロビーに待機する。

すると年配のご夫婦で参加のKさんがやって来た。部屋に入って30分たったけれど、荷物が届かない。飛行機での長旅で早くシャワーを浴びたいが、着替えもないので困ったとのこと。さっそくベルデスクに走る。するとKさんの部屋には、荷物を運び済みだという。(少なくともホテルの記録には、届け済みになっていた)

ここは、NYCでも有名な『エセックス ハウス』である。80年近く前に開業した由緒ある高級ホテルだし、日航ホテルがマネージメントしていたこともある。

そのうち夕食の時間になり、Kさんご夫妻には、「荷物は捜索中ですので、とりあえずディナーに行きましょう」と説明して、ロブスターのレストランへ。夕食を終えてホテルに戻ったが、まだ荷物はみつからない。さすがにこのホテルでは、団体でバス到着後から荷物を運び出すまでが、30秒に1回動く静止画像で出入口の様子がビデオに残っている。不審者の出入りをチェックするらしいが、正面ではなく、裏手のドアまで監視していた。そこにしっかり、荷物の個数を確認する私の姿も映っていた。もちろんKさんご夫妻の大きな青いトランクも映っていた。

ホテルにかけあうと、「確かに荷物は、ホテル側が預かった。現在、所在を捜索中だが、当面、着替え等や日常の生活必需品として、一人200ドルまでホテルで出すので、必要なものはお買い求めください」ということになった。《続く》

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