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アジアのホテルでの出来事 《頼んでみなけりゃわからない》

 インドネシアの首都・ジャカルタの一流ホテル。いまからざっと20年前の話。

グループを連れての添乗である。チェック・イン時、ホテルから渡されたルーミングリスト(部屋割)を3枚コピーしてほしいと頼んだ。フロントマンは妙に不安な顔をして、しばらくお待ちくださいといって、裏の事務所に消えた。

 10分、15分待つ。「コピーを2、3枚とるのにいったい何分かかるんだ?」とうとう、20分だ。心配になってオフィースを覗いて驚いた。

 なんと、ホテルマンが2人がかりで、ルーミングリストを一生懸命、手で書き写している。「私はコピーを依頼したんだけど・・・」

 英語では、コピーのことをphotocopy(フォトコピー)という。文字どおり、写真複写の意味で、決して書き写すことではない。はじめは自分の頼み方が悪かったのかと思い、もう一度photocopyと言ってみた。

 フロントマネジャーいわく、photocopyは4階のセールス・オフィースに1台しかないので、使うたびに上司の許可を得なければならない。故障や紙不足ですぐにコピーできないことも多い。だから「書き写す」方がはやいのです。_edited_8

 そういえば、昔は添乗員の「七つ道具」に《カーボン紙》があったと、先輩にきいたことがある。なるほど、ルーミング・リストならカーボンを入れて、自分で記入した方がはやい。

 結局、30分かかって3枚の「丁寧な」コピーは出来上がってきた。

 同じような話が、中国の桂林のホテルでもあった。おかゆの朝食後、コーヒーが飲みたくなって、ロビーのコーヒーショップで注文した。ウエイトレスが何やらカウンターの下で作業をしている。心配になって覗いて驚いた。Photo_120 

 なんとなんと、インスタントのネスカフェのビンからスプーンでコーヒーの粉をすくって、大きなポット(魔法瓶)からお湯を注ぎ、スプーンでかき混ぜている。インスタント・コーヒーの味だ。まさか、ホテルで飲むことになろうとは。頼んでみなけりゃ、まったくわからない。

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コメント

たろべえさん

遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。

新年早々、面白いお話をありがとうございます。20年前の機械文明の違いは大きいでしょうね。非常に興味があります。

私の場合は逆ショックの経験があります。たろべえさんの場合よりもう少し前アメリカに住んでいたとき、アメリカの大学のコンピューター教育の実情を見て、日本のコンピュータ運営(コンピューターメーカーに努めていたので普通の人よりは良く分かっているつもり)とのあまりの差に驚きました。
当時、日本はアメリカより情報関係で10年遅れている、と言われていた時代のことです・・・古い話ですみません。

今年もたろべえさんの楽しいお話を楽しみにしております。
宜しくお願いいたします。

投稿: Cojico | 2007年1月 8日 (月) 21時34分

Cojicoさん

こちらこそ、本年もよろしくお願いします。

コンピュータやコビー機にファクシミリとこの20年位から急速に発展しました。

 大学時代には、研究室や生協にコピー機があったのに、会社では、まだ「青焼き」が主流だったのにはショックを受けました。

 コンピュータもウィンドウズ3.1からやっていますが、95になって大きく発展したのには、びっくりでした。あの頃もっていた「コンパック」のノート型は、いま思うとオモチャでした。

 また、ネタをさがして書きます。

投稿: もりたたろべえ | 2007年1月 9日 (火) 17時33分

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