« 《海外移住資料館》横浜 | トップページ | 《日系人の知恵が生んだアロハシャツ》 »

《日本ハワイ移民資料館》

 山口県の東部、

大島郡大島町

(周防すおう大島)に《日本ハワイ移民史料館》がある。1885年(明治18年)、第一回から1894年(明治27年)の第二十六回の官約移民では

実に「大島郡」出身者が3,913人を占めている土地柄である。これはこの間の全移民数29,084人の13.5%にあたる。もとより、ハワイへ渡った移民の人々は、広島県、山口県、熊本県などの出身者が多いが、周防大島出身者は群を抜いていた。

 これは「官約移民」を国策として推進した、初代外務大臣・井上馨(かおる)の存在が大きい。井上は長州藩(山口県)出身であった。また、江戸時代中期以降、人口増加が著しかった「山口県大島郡」では、島の限られた土地では生活が苦しく、大工、石工、船乗りなどの出稼に出る者が多かったそうだ。ハワイ移民の話が持ち上がったころには、全国的な不況に自然災害が重なり、ここ大島郡では餓死寸前まで追い込まれていたようだ。こうした事情を知った山口県は、移民の募集に力を入れ、郡役所や村役場の努力の結果、大勢の民が応募し、周防大島は「ハワイ移民の島」と呼ばれた。

 館内は、「官約移民の歴史」、「移民達の労働と生活」、「ハワイとの交流」などのコーナーに分れ、写真や移民の人々の生活用具が展示されている。シアタールームもあり、現地の日系人の方々のインタビュー映像が流れている。また、大島郡は1963年(昭和38年)カウアイ島と姉妹都市(島)となり、現在に至るまで交流が続いている。

 この資料館のパンフレットやホームページに使われている写真がよい。味があるというのか、カウボーイ・ハット移民の三人の男の人が写っている。コマーシャル写真的ではあるが、笑顔がよい。(資料提供:日本ハワイ移民資料館)

日本ハワイ移民資料館   http://www.town.oshima.yamaguchi.jp/hawaii/

      

山口県大島郡大島町大字西屋代2144

       TEL08207-4-4082

       開館/9:3016:30(月曜日、年末年始休館)、大人400

※問合せは

大島町

教育委員会 08207-4-5396

2hawaii

|

« 《海外移住資料館》横浜 | トップページ | 《日系人の知恵が生んだアロハシャツ》 »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

たろべえさん

この写真はほのぼのしていていいですね。ポーズをとっている商業写真だとおもいますが遠くの日系移民たちの未来をみている目がステキです。

投稿: 通りすがりの旅人 | 2007年6月11日 (月) 13時37分

通りすがりの旅人さん

 そうなんです、なかなかノスタルジックで西部劇の1シーンみたいな写真ですよね。

それにしても日本の海外交流史の中で、ハワイ移民は大きなイベントだと思います。また山口県の周防大島出身の人が、これほどまでに移民をしたとは、驚きであります。

 そういえばハワイにいた時、「~じゃけんのぉー」みたいな山口弁をよく耳にしたものです。

投稿: もりたたろべえ | 2007年6月11日 (月) 18時41分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/177442/15394071

この記事へのトラックバック一覧です: 《日本ハワイ移民資料館》:

» こだわりのハワイは専門店が安心! [無料データバンク]
こだわりのハワイは専門店が安心!豊富な経験と最新の現地情報を有する「ファーストワ... [続きを読む]

受信: 2007年6月23日 (土) 00時13分

« 《海外移住資料館》横浜 | トップページ | 《日系人の知恵が生んだアロハシャツ》 »