« 《夏休みの学生村》 | トップページ | 《王監督ゆかりの五十番》 »

《夏休みのアルバイト2》

 大学1年生の夏休みのバイトは、ビヤガーデン。単純に営業は夜なので涼しいだろうし、たまには生ビールも飲めるだろうという安易な考えである。夕方4時頃出勤して、屋上のテーブルやイスの拭き掃除。店の開店前に早めの夕食だ。それから閉店の午後11時まで、若干の休憩時間を除き、立ちっぱなし。もっとも途中で夕立やにわか雨が降ると、とたんに暇になる。Photo

大学生や若い人の団体が来ると大変である。2030人くらいがやって来る。ビールのジョッキを一度に何個(何杯)運ぶことができるか。ニュートーキョーでは、大ジョッキを一度に18個持てる人がいた。大ジョッキは、ビールの大びんなら1本半は入る。びんは633mlだが、ジョッキは泡の分量もあるので1,000ml弱である。つまり1ℓを18本、しかもガラスの重さもあるので、20kg以上。18個を運ぶ人は、「腰で持つ」といっていた。

私も慣れてくると1シーズンに3回くらい大口団体を扱った。片手で持てるのは5個。右に5個、左に5個、ぐっと押さえつけて、中に4個をはさみ込む。これで14個だ。とてもこれ以上は持てないし、まごまごしていると、ビールの命である泡が消えてしまう。14杯の生ビールジョッキをあまり揺らさないように小走りで運ぶ。お客さんの盛大な拍手が起きる。Ntb0

 「焼きそば」の屋台も担当したことがある。冷たいビールには、枝豆はもちろんだが、焼きそばやイカの丸焼きは相性がよい。こちらは、鉄板の上で焼くわけだから暑い(熱い)。油をひき、キャベツと豚肉を炒める。そばを入れる。ころあいをみて、水をさす。味付けは塩・胡椒・化学調味料にウスターソース。このソースの焼けるにおいが食欲をそそる。イカ丸の香ばしい香りも同様。お客さんの購買意欲をそそる。

 ちなみに「ニュートーキョー」のビールは、サッポロである。どうしてもアサヒやキリンが好みだという方は、注意してほしい。ちなみに当時のビヤガーデンでは、1日の売上が1000万円を突破した日に限り、最後に「店長賞」で大ジョッキ飲み放題となった。ビールが飲めたのは、2ヶ月で10日ほどだった。3

|

« 《夏休みの学生村》 | トップページ | 《王監督ゆかりの五十番》 »

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

たろべえさん

ビヤ・ガーデンとは懐かしい。今でもたまに見かけますね。でも今年みたいにこんなに暑いとガーデンでも行く気にはなりませんな。
多分1970年から80年代はまだまだ冷房も普及していなかったのでサラリーマンが涼を求めてビヤ・ガーデンに通ったのでしょうね。

投稿: 通りすがりの旅人 | 2007年8月28日 (火) 09時19分

通りすがりの旅人さん

 結局、ニュートーキョーのビヤガーデンでは、大学1年と2年の夏の2回働きました。
あの頃は、生ビールが珍しかったこともあり、いまみたいに居酒屋チェーンもなかったから、夏の風物詩でした。

 で、バイトしたお金は、旅行とか楽器とか好きなようにつかっておりました。大変なこともあったけど、楽しい思い出ですね。

投稿: もりたたろべえ | 2007年8月28日 (火) 23時06分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/177442/16256621

この記事へのトラックバック一覧です: 《夏休みのアルバイト2》:

« 《夏休みの学生村》 | トップページ | 《王監督ゆかりの五十番》 »