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パリの《王貞治伝説》

 パリの日本人ガイドさんからきいた話。現役を退き、巨人の助監督の時代、ヨーロッパ旅行中の王さんが、パリにやって来た。モンマルトルの丘の下、サクレクール寺院に上がる階段下の駐車場。車から降りた王さんは、小脇に抱えたセカンドバッグをジプシーの男に盗られた。男は階段を駆け上がって一目散に逃げる。すると王さん、全力で階段を駆け登り、あっという間に泥棒に追いついた。行ったことのある人なら、おわかりになると思うがこの階段は急だ。_edited

 夏だったので王さんは、ポロシャツに半ズボン、スニカーのスタイルだった。ガイドさんが改めて王さんの足をみると、ふくらはぎやももの筋肉が盛り上がり、一流のスポーツ選手の体にびっくりしたそうだ。

 王さんは、セカンドバックの中に、現金やカード、航空券など全財産を入れていたという。とくにパスポートは台湾国籍のため、もし盗まれるようなことでもあれば、簡単に再発行はできないし、台湾の恥になると思い、必死で追いかけたそうだ。ガイドさんにいわせれば、現役を離れてもなお、あれだけの体力があることに驚嘆した。運の悪いひったくり泥棒だ。

 ガイドさんが捕まえた泥棒を、警察を呼んで引き渡そうとしたところ、王さんは自分にも不注意があったことだし、被害もなかったのだからと、ジプシー男を許してあげたそうだ。さすがに大物、王貞治伝説。2

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コメント

たろべえさん、

凄くてかっこいい話ですね。
あの階段を駆け上って泥棒に追いつくなんて、普通の中年男性だったらとても出来なかったでしょうね。無罪放免という判断も、泥棒本人も想像もしていなかったでしょう。王監督のファンに大々的に伝えたいところです。
さらに、その泥棒さんには、”日本人は、慈悲があるぞ”と泥棒仲間に広げてもらって、日本人の被害を少なくして欲しいものです。

パリ滞在中、友人もここで襲われました。モンマルトルの丘の表側はちょっと気持ち悪いです。
反対の裏側は、素敵な住宅が並んでいる落着いた場所ですのにね。

投稿: Cojico | 2007年9月 3日 (月) 14時57分

Cojicoさん

そうなんです、あの急な階段を一気に駆け上がって、泥棒に追いついたわけです。

 王さんがパリを訪れたのは、元阪神監督の吉田義男さんが、フランスで野球を教えたいた頃(1989~14995年)の話でした。調べてみたら、王さんは1981年から3年間助監督で、84年から88年まで巨人の監督をやっていました。吉田さんがパリ滞在中は、野球解説者でした。(その後ダイエーの監督)

なお、この話をしてくださった上野さんは、いまもパリ在住です。(ガイドは辞めています)

投稿: もりたたろべえ | 2007年9月 4日 (火) 23時12分

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