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博物館《網走監獄》のおみやげ

 網走へ行ったら、以前の「網走刑務所」の建物を移築・復元した博物館《網走監獄》は、定番の観光スポットである。もちろん、北海道開拓のため、明治初年頃から、囚人たちが道路建設や飛行場建設のため、使役され、現在の礎(いしずえ)を築いたことは歴史の事実だ。

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 脱獄犯の興味深い話もここ網走監獄では、ボランティア・ガイドさんによって、おもしろおかしく語られる。見学者たちの「興味本位」は、別に否定するべきではないが、ことに真冬の旧刑務所を歩くと、満足に暖房もなかった、極寒の中で、長い冬をふるえながら過ごした長期受刑者の苦難を思う。もちろん、罪を犯した者たちにしては、当然の報いかもしれない、と大多数の人はいうだろう。

 そんな網走監獄のお土産屋(売店)で、ティーシャツが飛ぶように売れていた。黒いシャツには、「模範囚」、「指名手配中」、「執行猶予」などのロゴが大きく染め抜かれている。考えた人の発想には、感心するが、この刑務所ブランドのティーシャツを「軽く」

身に着けるひとの気が知れない。街を歩いている人の中にも、執行猶予中の人がいるかもしれない。家族に服役中の人がいるかもしれない。

 表現の自由かもしれない。でもどこかおかしい気がしてならない。

Vfsh0161 (写真:たろべえ)

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コメント

たろべえさん

15年ほど前の8月下旬、釧路空港からレンタカーを借り、1週間をかけて道東を廻ったとき、この網走刑務所を訪れました。

放射状に伸びた監獄(記憶も薄れているのですが、合っています?)、ちょっと怖かったです。
その時、このようなみやげ物店があったのかどうか覚えていませんが、少なくとも何も買わずに出てきました。

冬でのこの刑務所、その生活は厳しいものだったでしょうね。雪に埋もれた景色は、ほんとに冷え冷えします。

投稿: Cojico | 2008年2月10日 (日) 22時53分

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Cojicoさん

放射状に伸びた監獄は、《博物館 網走監獄》のメインの見学場所です。実際の網走刑務所の建物を復元したもので、中央の看視所から放射線状に、それぞれの房を看視することができます。
 なお、人数がまとまれば、ボランティアのガイドさんが案内してくれます。

 本物の網走刑務所は、網走川のほとりに近代的な造りで存在しています。4.6mの塀に囲まれています。

投稿: もりたたろべえ | 2008年2月10日 (日) 23時51分

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