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《旭山動物園》について考える

 旭山動物園は確かに魅力がある。東京から、全国から高い航空運賃を払ってでも、行きたい施設になった。大人が、行っても十分に楽しめる。しかも真冬の氷点下でも行きたいと思う。

 この動物園の「復活物語」は、ここ数年、テレビや雑誌で嫌というほど、宣伝されているから、知らない人はいないほど、人気動物園になった。

 自分自身でも二度、入園した。前にも書いたが、2年前に行った時の方が、園内で誘導するボランティア職員の方々が、親切だった。いまは、入園者が飛躍的に増加したためか、人をさばくので精一杯の様子。なんとなく動物たちも同じように、以前より人間たちに、観光客に「慣れた」ような気がした。

 この動物園に関する書物をいくつか読んだ。最初に手にしたのが、小菅園長の書いた『<旭山動物園>革命』(角川書店)。この本は、「夢を実現した復活プロジェクト」とサブタイトルがついている。どん底の状況から、アイデアを出し合い、「行動展示」の新しい動物園をつくっていく過程が熱意をもって描かかれている。一般社会にも参考になるようなビジネスモデルとして読んでもよい。

 『旭山動物園の奇跡』(扶桑社)は、「日本最北の弱小動物園が日本一になった感動秘話」とある。いまや『あらしのよるに』など、絵本作家と人気のあべ弘士(あべひろし)さんが、旭山の飼育係であった時に残した、動物園の未来像をかいた「14枚のスケッチ」の話も載っている。本書は、エピローグで「地道な努力を続けてきた旭山動物園の理念は、本物志向の現代になって、ようやく時代が追いついたのかもしれない。旭山動物園の奇跡は、まだ終わらない。」と結論する。写真もふんだんにあり、や各施設の紹介も丁ねいな本だ。

 いま読んでいるのが、『戦う動物園』(中公新書)で、旭山の小菅正夫園長と北九州の到津(いとうづ)の森公園(動物園)の岩野俊郎園長の口演や対談を、サル学者の島泰三がまとめたものだ。二つの動物園の「復活」への歴史が語られる。

 以上、最近のブログのコメントにお答えする形で、今回は書いたつもりだ。決して単純な思いつきで《旭山動物園》について語ったわけではない。実は、2年以上前から気になっていたネタである。

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コメント

たのしく読ませて頂いています。

でも、字がよみにくく、(フオント・・・っていうのかな???)、改善していただけたらうれしいのですが・・・。

投稿: | 2008年2月 6日 (水) 07時08分

コメントありがとうございます。

「フォント」ですが、MSゴシック、11で書いているのでが、たまに文字がぐちゃぐちゃになってしまい、読みにくくてすみません。

もう少し勉強してみます。
明朝体の方がよいのでしょうか?

投稿: もりたたろべえ | 2008年2月 6日 (水) 12時32分

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