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埼玉・宮代町 田舎の手打ちそば《一茶 宮代》

そのなんとも奇妙な「そば」は、埼玉県の東部、南埼玉郡宮代町にあった。宮代町は人口34,000人の町だが、最近ジェットコ-スター「カワセミ」や「レジーナ」で人気の《東武動物公園》がある。この動物公園駅から徒歩で5分ほどの所に店がある。Vfsh0047

“昔の味 純手打そば”と大書された看板、のれんの脇にも“本気で打った本当のそば”とある。大盛り(そば)を注文する。500円は安い。見たこともないような、太い太い平打ちの麺である。そば殻も入った自然の風味だ。つゆは、甘めだが、飽きがこない。薬味はワサビと正統派の白く太い深谷ネギ。テーブルには、継ぎ足用のめんつゆが大きなそばとっくりに準備されていた。

これは、うどんでもなく、「そば」でもない。いってみれば「そばパスタ」という感じで、トマトベースの『ポモドーレ』ソースに合うかもしれない。これは、自論だが、そばは、「もり」に限る。小細工が効かないからだ。確かに、昔はこんな形の「そば」を田舎のおばあちゃんが、愛情込めて、一生懸命に打ったのだろうと思う。事実、調理場をのぞくと、白い割烹着の地元のおばちゃん達3人が、注文のそばをつくっている。

歯ごたえがよく、そばの香りもする。独特な味だ。店の名を《一茶》とつけるだけあり、店内には、小林一茶の俳句の拓本が飾られている。

是(これ)がまあ つひの栖(すみか)か 雪五尺

痩(やせ)かえる(蛙) まけるな一茶 是にあり

一茶は、いわずと知れた「信濃では 月と仏と おらがそば」の、長野県上水内郡信濃町「柏原」の出身。記念館と晩年を過ごした旧宅がある。近くには、黒姫高原や野尻湖がある。冬には、かなりの豪雪が降るようだ。(9月に訪ねたことがあるが、黒姫のコスモスが咲き乱れ、美しい)

ところで《一茶 宮代》だが、もりそば300円、かけそば300円、たぬきそば400円、天ぷらそば650円・・・と安い。良心的でローカル色豊かと、いうべきか!?

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    『一茶 宮代』南埼玉郡宮代町和戸5-1-33(東武動物公園駅西口から徒歩約5分)

    TEL:0480(32)3865

    定休日:月曜日 営業時間/店内に記載なし

※写真:たろべえ撮影

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