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2008年7月の22件の記事

ご近所グルメ 浅草《浅草製麺所》その2「炎のつけ麺」!!

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 先日紹介した《浅草製麺所》再訪。うわさの「炎のつけ麺」辛み味を食べる。

(先日のブログ)

ご近所グルメ 浅草《つけ麺工房 浅草製麺所》まさに手打ちうどんの食感

http://tabikoborebanashi.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fdb8.html

今回は《浅草製麺所》の“いちおし”の激辛唐辛子の粉末を練り込んだ「炎のつけ麺」に挑んだ。(780円)しかもつけ汁は、辛み味で、ギンギラにラー油が浮き、見るからにホットだ。(写真参照:たろべえ撮影)

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この「炎のつけ麺」については、店内のメニューに説明が書いてある。

 パウダー状の激辛唐辛子を練り込んだ麺。ギュッとしまって、ツルツルの喉ごしとフルーティーな香りが特徴です。辛味も充分な赤色の麺。体調の悪い時は要注意。

と、随分脅かされたが、食べてみると、赤い麺だが、それほど辛くはなかった。(これなら浅草坦坦亭のタンタン麺の方が、数段、からい)つけ麺は、並盛も中盛も同料金だが、今回は体調がもうひとつなので、並盛である。それにしても麺がうまいので、つるつると入ってしまう。スープも奥深い味で、麺を食べ終えてから、「スープ割り」(そば湯スープ)を頼み、薄めて完食だ。結構おいしかったが、そんなに騒ぐほどの「辛さ」ではなかった。(通称「赤つけ」という)

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 やはり各店が、店先に垂れ幕や宣伝看板を出している「いち押し」メニューは、挑戦してみる価値はある。しかし、それがうまいかどうかの判断は、食べる人それぞれの舌の判断である。ラーメンガイドブックやラーメンブログは、決して万人向けではない。

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ご近所グルメ 浅草《つけ麺屋 利平》その2「看板のつけ麺食べました」

 先日紹介した《つけ麺屋 利平》に再訪。今度こそ、看板メニューの「つけ麺」をいただいてきた。何しろ店の前のたて看板(写真)には、“味に自信あり”なんて、大きく書いてある。

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【前回の記事】

ご近所グルメ 浅草《つけ麺屋 利平》あまのじゃくに醤油ラーメン

http://tabikoborebanashi.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_9803.html

 店内はお昼前(11:30)だというのに、ほぼ満席だ。券売機で「辛味つけ麺」並盛

720円)を購入。またまた奥のカウンター席である。並盛でも麺は、220g(中盛330gでも同料金)で、かなりの分量なのだ。水分を多く含む中太の麺は、食べても飽きが来ない。つけ汁は、今回「辛味(からみ)」にした。刻みねぎやメンマ、チャーシュウーの細切れが入る。辛いといってもピリ辛だ。

 テーブルにある薬味「けずり節」(魚介系粉状)と「生玉ねぎみじん切り」を入れてさらに食べ進む。麺がなくなったので、スープを頼む。小さな注ぎ猪口に入ったスープを、つけ汁に入れ、濃縮汁を薄めて飲み干す。なかなか満足である。

 教訓:やはり《つけ麺屋 利平》では、つけ麺を食べなくてはいけない。それが常識というものだ。

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うまい!!武蔵野うどん《槙家》

 埼玉県所沢は、「武蔵野うどん」ブランドで売出し中だ。西武新宿線と池袋線の交差する所沢駅東口から、徒歩5分、手打ちうどん《槙家(まきや)》がある。注意深くさがさないと見過ごしてしまう住宅地に店を構えている。Vfsh0142

 入ってみると店内は広い。オープンの調理場が店の半分を占め、カウンターが10席、4人掛けテーブルが4卓で16席だが、お昼時は次から次へとお客さんがやって来る。

2年前の2006年12月に開店したようだが、2年弱でしっかり固定客がついている。

 メニューには、肉汁うどん、かけうどん、鴨汁うどんもあるが、ここは基本の「盛りうどん」大根おろし付き、かき揚げ天付き(950円)を注文。まさに“麺に自信あり”という店主の意気込みが伝わる。確かにうまいうどんだ。つゆもしっかりと「だし」をとってあり、シコシコの手打ちうどんとぴったりである。野菜のかき揚げ天も合格点だが、特別なものではない。

 《槙家》の店内で驚くのは、店主が麺をゆで、流水にさらして盛り付ける一挙手一投足が、丸見えなことだ。うどんを大きな深い四角形の釜でゆで、まるで魚釣りのたも網のような大きな「あみ」で麺をすくう。確かな職人の技を見ることができる。

 また「店主敬白」といった内容のうどんづくりのコンセプトが、メニューに書かれている。槙家のうどんは、讃岐がベースだが、ジャンルは「武蔵野うどん」である。所沢周辺の地粉で打ったうどんを「つけつゆ」で食べていた伝統、流儀を大事にしているようだ。現在は、北海道や九州の国産小麦粉を使っている。「だし」は、昆布やイリコを水からつくっている。もちろんうまみ調味料は使わない。時代とともに変化していく「うどん」「つゆ」であるが、変化にマッチするように仕上げていき、より洗練されたものをつくりたい。進化した「武蔵野うどん」を堪能して、食文化を楽しんでいただきたい。

・・・そんな意味のことが書いてある。さすがである。うまい。これこそ、所沢の、武蔵野うどんに間違いない。(写真:たろべえ撮影)

        槙家

        埼玉県所沢市くすのき台2-2-3

        TEL:04(2992)9600

        営業時間/月~土 昼11:30~14:30 夜18:30~21:00(木・金・土のみ)

日曜休み、第二・四月曜休み

(夜は木~土しか営業しない)

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ご近所グルメ 浅草《麺屋武蔵江戸きん》楽しくなるラーメン屋

 いよいよ、大御所《麺屋武蔵江戸きん》の登場。ラーメン界の鬼才・「麺屋武蔵」の8番目の店舗として、2007年7月にオ-プンしたそうだから、もう1年。もちろんあいかわらずの人気店だ。実は、個人的な好みで申し訳ないのだが、麺屋武蔵系の「こってり」や「味玉子」が嫌いなので、あまり得意ではないラーメン屋さんである。

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 さて今回は、夏場限定メニューの「冷しらー麺彩り金魚」(850円)に挑戦した。この“彩(いろど)り金魚”は、8月中旬くらいまで、1日20食の限定だ。もともと、この《麺屋武蔵江戸きん》は、江戸の金魚をイメージにした店づくりで、店内のディスプレイから器(うつわ)、調味料容器なども赤い金魚があしらわれている。「夏」はいいけど、冬場にはあまり似つかわしくないかもしれない。

 この冷しラーメンは、金魚鉢スタイルのガラス容器で提供される。スープは鶏と鰹節でとった出汁の塩味で、本当にさっぱり系だ。麺は紅白の平打ち中太で、歯ごたえもあり、それでいて多加水、のどこしもよい。金魚鉢どんぶりは、見た目も鮮やかな色彩である。まさに彩り金魚。たっぷりのエビワンタンもうまい。キュウリ、大葉(しそ)、みょうがの千切りが涼しい。圧巻は、赤と黄色の寒天状の代物(しろもの)で、赤はトマト味、黄色はマンゴー味で、冷し麺のアクセントになっている。

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 そうはいっても、ほとんどのお客さんは、つけ麺を注文する。店内の券売機で食券を買う。そろいの黒のティーシャツの若い数人の店員さんが、手際よく注文をさばいていく。なんとなく楽しくなるような店づくりである。

(写真:たろべえ撮影)

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       麺屋武蔵江戸きん

           東京都台東区浅草1-2-3(浅草駅から1分)

           TEL0338433634

           営業時間/11:0022:00(年中無休)

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ご近所グルメ 浅草《コント浅草本店》塩ラーメンはクリスマス島の天然塩

先日、このブログで紹介した《コント浅草本店》の続編。

ご近所グルメ 浅草《コント浅草本店》浅草の芸人たちに愛された店

http://tabikoborebanashi.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_8784.html

 

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ラーメン通の間で評判の《コント浅草本店》の「塩ラーメン」(700円)を食べた。なんと、キリバス共和国のクリスマス島の天然塩を使い、麺にもこの島で取れる海藻「キリンサイ」を練り込んであるそうだ。

 澄み切ったスープは、この塩のせいか、まろやかでやさしい味だ。麺は細麺で、やわらかい感じがする。具材は、海苔、チャーシュー、茹でた鶏肉、メンマ、貝割れに刻みねぎの組合せ。パンチがある味ではないが、なんとなく旨みがあり、ソフトな味わいの塩ラーメンである。

 このクリスマス島は、ハワイの南2,000㎞のキリバス共和国最大の珊瑚礁の島だそうだ。18世紀に、かのキャプテンクックが発見した。なんとその日が、クリスマス・イブの17771224日だったので、命名された。

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 クリスマス島の「天然塩」は、非常に原始的な製造方法のようだ。珊瑚礁の海水をくみ上げ、赤道直下の強烈な日差しと風に干す。釜で煮詰めることはなく、3ヶ月近くもかかる手作業で、でき上がるそうだ。日本にも量は少ないが、輸入されており、テーブル卓上塩で500円近く高価である。

 深い海のミネラル成分が、大事に残っており、良質のナトリウムをはじめ、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などが、精製された塩に比べ、豊富に含まれている。

と、なると《コント浅草本店》の塩ラーメンは、なんとも贅沢なラーメンである。

(写真:たろべえ撮影)

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東武特急スペーシア車内限定販売のお弁当《福を包むお弁当》

 前回の《まごにわやさしい》お弁当に続く、第2弾。今回は韓国人料理研究家の「コウケンテツ」さんプロデュースの《福を包むお弁当 思い出の口福(こうふく)特急》というもの。7月19日から発売を開始した。遅ればせながら、食べてみた。1,350円。

 なかなかしゃれた風呂敷()に包まれている。あけると、色取りが美しい。なんだか楽しくなるような演出だ。コウケンテツさんからのメッセージもある。

 日光・鬼怒川への楽しいひとときが、笑みであふれるものにしたい。

「福を包むお弁当 思い出の口福特急」はそんな思いを込めて作りました。

地場の食材もいかし、僕のルーツである韓国料理のエッセンスを加え食材の新しい魅力を引き出したお弁当。野菜もたっぷりで栄養満点です。皆様に美味しく楽しんでもらえると幸せです。

 

【お品書き】

一、            ナムル 5種(人参・椎茸・ほうれん草・豆もやし・錦糸卵)

一、            湯波巻きピクルス

一、            ジョン 2種(海老・ズッキーニ)

一、            韓流甘煮 2種(南瓜・薩摩芋)

一、            牛肉と春雨の山椒焼肉

一、            銀かれい味噌焼き

一、            しそ巻き唐辛子入りキムパ

一、            湯波いなり巻き

一、            サンチュ(辛子味噌付き)

 総合的に韓国料理なので、正直なところ万人向けというお弁当ではない。ごはんものは、韓国の太巻き「キムパ」といなりである。キムパは、酢飯ではなく、ゴマ油を加えて作るため、油っぽいごはんが苦手な「お年寄」には、どうかと思う。

 メニューの中では、やはり「焼肉」が絶妙のうまさだ。だが、肉の量が少ない。銀かれいも本当においしい。逆に「お弁当」にはどうかと思えるのが、「ナムル」。つまり、もやしや山菜類を塩で茹でて、調味料とゴマ油であえたサラダ感覚の韓国家庭料理の代表格だ。ヘルシーであるが、弁当の具材には向かない。焼肉の箸休めに食べたい。

 驚いたのが、新鮮な「サンチェ」で大きめなものが3枚も入っていて、好きなものをはさみ、辛子味噌をつけて食べるが、これがおいしい。しかし、保存時間の問題もあり、あまり弁当には向かないと思う。それから、「湯波いなり」は、最高においしかった。

(ゆばは、「湯波」と書くのが日光流で「湯葉」と表記するのが京都である。)

 車内で広げれば楽しくなることは間違いない。話の種に挑戦してみる価値のある、

お弁当であることはいうまでもない。

■平成20年9月30日まで発売中

■問合せ 東武商事株式会社・車内販売部 03-3842-0094

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ご近所グルメ 浅草《浅草坦坦亭》おいしい担担麺食べた

 担担麺、担々麺、坦坦麺、坦々麺と漢字の表記には、いくつかあるようだが、どうやらタンタン麺は【担担麺】と書くのが正当のようである。中国四川省の成都が発祥の地とされる担担麺は、天秤棒の後ろに鍋や七輪を、前方に麺や各種調味料をつるし、肩で担(かつ)いで売り歩いていたといわれる。元々は、茹でた麺の上に山椒、唐辛子、練りゴマ、ネギ、豚挽肉をのせたもので、汁(スープ)はなかったそうだ。「担担」とはまさに「天秤棒」を意味するともいう。

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 この【担担麺】を日本に広めたのは、麻婆豆腐と同様に四川省出身の有名料理人・陳建民さんだそうだ。ご承知のように、日本では、汁(スープ)がある。

 

 さてさて、浅草に今年(2008年)3月、この【担担麺】に特化した店がオープンしている。なぜか《浅草坦坦亭》という。そしてこの店で提供されるのは【坦坦麺】である。スープは、醤油だれ、芝麻醤(チーマージャン:練りゴマダレ)、ラー油もすべて手作り。麺は、スープに絡みやすい細麺だ。若干、硬茹でだ。チンゲン菜としゃきしゃきの「もやし」、刻みねぎが入る。麺の上には、豚ひき肉の辛味噌がのる。

辛さは、選べて6段階ある。①通常、②辛い、③強辛、④燃辛、⑤激辛、⑥最辛以上の六つである。最初なので、②の「辛い」を食べた。やはり辛いが、スープのうまさは、後(あと)をひく。夜なので、生ビールも注文。いままで食べてきた、そこかしこの「タンタン麺」が、いい加減に思えてくる。たっぷり汗をかくことは覚悟して、タオル地のハンカチ持参で行こう。

 メニューは、坦坦麺850円)、冷し坦坦麺850円)、つけ坦坦麺900円)、中華麺

700円)、ジャージャー麺(800円)とある。オプションとしては、「トッピング」もあり、赤ニンニク辛味噌(100円)、黒一味辛味噌(同)、青ねぎ(150円)、煮玉子および半熟玉子(100円)だ。夜は、お酒も置いてあり、タンタン麺居酒屋になる。

(写真:たろべえ撮影)

           浅草坦坦亭

           東京都台東区浅草1-7-6(浅草駅から5分)

           TEL0338422778

           営業時間/月~金17:0004:00 土11:3004:00 日・祝11:3022:00

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ご近所グルメ 浅草《大勝館》で大勝軒の「つけ麺」を

Vfsh0118  浅草六区(ROX)は、かつて下町の娯楽の殿堂であった。演芸ホールやフランス座をはじめ、多くの名画座(映画館)に、大衆演芸場【大勝館】がある。実はこの大勝館は、現在工事中(改装中)だ。ここにあった「お食事処」(よく言えばレストラン)が、近くに移転して仮営業中だと聞き込み、さっそく出かけてみた。

 《お食事処大勝館》では、池袋の大勝軒から直送した「つけ麺」が、(数に限りはあるものの)食べられる。日本のラーメン界(つけ麺界)に燦然と金字塔を残し、いまも活躍中の、一大勢力「大勝軒」の本物の麺を、ここ浅草で味わえるのだ。

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 仮店舗《お食事処大勝館》は、元の場所から徒歩2分、ひさご通りの「すき焼き」米久の角を曲がった路地にあった。すぐ隣は、ラーメンの「青木亭」である。何やらマンションの1階に「つけ麺」の「のぼり」が旗めく。わけのわからない占いの店の奥に仮営業中。のれんをくぐると、中は広い。まるで楽屋のようなつくりで、壁一面には、いまをときめく大衆演劇のスター「早乙女太一」や浅草の産んだ世界の北野たけしのポスターが貼られている。年配のおばちゃん店員が、愛想よく注文をききに来る。場所がわかりにくいせいか、昼時でも比較的空いている。

 メニューを見ると、『麺類』のところに、「特別限定メニュー」とあり、池袋「大勝軒」直送【つけめん 700円】とある。おまけに熊本「黒亭」直送【とんこつラーメン 700円】ともある。もちろん、ここは下町の食堂だからたくさんの「定食」メニューやピンキリの麺類の品数は豊富。もちろん、大勝軒の「つけ麺」をリクエストした。

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 ほんのり黄色、おなじみの多加水タマゴ太麺の登場。東池袋・大勝軒と同様に超山盛りの麺である。スープは、豚や鶏の動物系と鯖や煮干の魚介系のだし。甘みやコク、そして最大の特徴である甘酢の独特の「甘くてすっぱい」味だ。まさに大勝軒そのままである。具材も味玉、もみ海苔、メンマに絶品の超やわらかチャーシュー、刻みねぎ。この本物の味とボリュームなら、700円は安いくらいだ。いつまで仮店舗なのか、お店のおばちゃんにもわからなかった。少なくとも当分、このまま営業中だろう。

(写真:たろべえ撮影)

           お食事処 大勝館

           東京都台東区浅草2-17-3(浅草駅から10分)

           TEL:03(3843)6084

            24時間営業(年中無休)

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ご近所グルメ 浅草《つけ麺工房 浅草製麺所》まさに手打ちうどんの食感

 ラーメン界へ新風を吹き込む「よってこや」チェーンが、2007年浅草にオープンしたのが、《つけ麺工房 浅草製麺所》。ちょっとレトロな店づくりと京風ラーメン屋台味を身上にして、京阪神や首都圏に100店舗以上チェーン展開をしているそうだ。

 さて、浅草製麺所だが、ラーメン激戦区の言問通りに面している。黒字に赤を基本とした外観は、かなり目立つ。昼時には、次から次へお客が入ってきて、ほとんどの人が「醤油味のごんぶとつけ麺」を注文する。まれに目下店頭の垂れ幕で宣伝中の「炎のつけ麺」を頼む人もいる。ここは迷わず、醤油味のつけ麺を食べることにした。

 店内の説明書きには、つぎのように「お断り」がある。

【ごんぶと麺】

自家製‘非熟成極太麺’。通常、麺は製麺後に熟成させてコシを出しますが、当店の麺は出来たて&自家製が旨さの秘密。厳選した小麦粉の風味と非熟成ならではのソフトな口当たり。しっかりとしたコシが特徴です。天然のかんすい、モンゴル産岩塩などの素材にこだわり、もちろん保存料や香料は一切使用してません。

【スープ】

豚ゲンコツ、鶏ガラ、鶏もみじに香味野菜を加えて長時間煮出した後、濃いダシのとれる老鶏と豚背脂で仕上げた手間ひまかけたスープ。

タレは、大量の豚バラを香味野菜と共に煮込んで油分を取り除き、煮詰めて完成。更に超濃厚和風節油を加えてコクを引き出します。

 さっそく「ごんぶとつけ麺」の醤油味、中盛(680円)である。ちなみに並盛350gと中盛525gは同じ価格で大盛700gは100円増しだ。スパゲティー皿に盛られた麺は、かなり大目だ。太麺ではあるが、秋田の「稲庭うどん」のような感じである。ラーメン(つけ麺)でありながら、手打ちうどんの食感。さすがに「製麺所」を名乗るだけのことはある。

添えられたどんぶりのつけ汁は、海苔と刻みネギにやわらかい「炙(あぶ)りチャーシュウ」が入る。ここに大量の麺をつけて食す。このスープの味は、ウンチク書のように、動物系とは思えない、野菜の甘さや酸味がある。一味も効かせて、ピリッとする。なかなか吟味されている。癖になるうまさといっていいだろう。醤油味のほか、味噌味に辛味があり、麺には、唐辛子を練りこんだ炎のつけ麺もある。次回に挑戦と決めた。

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(写真:たろべえ撮影)

        つけ麺工房 浅草製麺所

        東京都台東区浅草6-9-4(浅草駅から7、8分)

        TEL:03(5824)9599

        営業時間/11:00~深夜03:00(年中無休)

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【にっぽん 旅の文化史】《新河岸川舟運》その1

 埼玉県南西部の「川越」、東武鉄道の東上線(東武東上線)が走っている。この川越周辺から【新河岸川(しんがしがわ)】が、流れているが、埼玉県和光市の新倉で【荒川】と合流し、さらに東京都北区の岩淵水門で【隅田川】となる。隅田川で有名な観光地「浅草」は、東武鉄道伊勢崎線の始発駅だ。(奇しくも東武つながり)

 実は、江戸時代から昭和初期まで、これらの川に船を浮かべて荷物や人を運んだ「舟運(しゅううん)」が盛んであったことは、あまり知られていない。たまたま訪れた「川越市立博物館」で、私はこの川越から新河岸川の舟運を知った。(参考:『新河岸川舟運の生活と文化』斎藤貞夫著)船着場は【河岸場(かしば)】と呼ばれていた。新河岸川から荒川、そして隅田川に至るまで、荷物の上げ下ろしのための河岸場が、いくつも設置されていた。現在の埼玉県川越市から江戸(東京)浅草の「花川戸」まで約120㎞であった。

 そこで素朴な疑問がいくつか浮かんだ。

「この舟による輸送では、いったい何を運んでいたのか?」

「どのくらいの所要時間がかかったのか?」

「荷物運搬だけではなく、人も乗船していたのか?」

これらの疑問は、斎藤先生の著作や朝霞市博物館や上福岡歴史民族資料館の「新河岸川舟運」の展示で明らかになる。

 船便の種類は5種類あった。

        並船・・・荷物だけを運ぶ不定期便。新河岸から浅草花川戸まで一往復7~10日。

        早船・・・乗客を主として運ぶ「屋形船」の定期便。急を要する軽い荷物も扱った。一往復4~5日。

        急船・・・急ぎの荷物を運ぶ不定期便で、一往復3~4日。

        飛切船・・・今日下って明日上るという特急便で江戸(東京)からの荷物は主として鮮魚・茶など。

        雁船・・・さつま芋・野菜などの農作物を運ぶ便で、特に秋から冬にかけて雁が到来する季節に運航するため、こう呼ばれていた。

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新河岸川・荒川・隅田川は、いまの埼玉・東京から東京湾方向へ流れている。つま

り川越から江戸へは、「下り」となる。もちろん当時の船は、船頭の手漕ぎと風を利用して進む「帆船」であった。したがって、下りが早い。

(参考:上福岡歴史民族資料館編集・第19回特別展「新河岸川舟運の川船とその周辺」)

 

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ご近所グルメ 浅草《ばんゆう》浅草名物を目指す「岩のりラーメン」

Vfsh0097_3   浅草駅松屋を背にして、馬道通りを渡り、茶処・茜(あかね)とコンビニ・ポプラの路地を行く。サラリーマンの強い見方・居酒屋「ニュー浅草総本店」を右に見て、なおも前進。参道仲見世を越えると、浅草公会堂が見える。その手前の大黒屋別館の向かいに、《ばんゆう》の店がある。目印は大きな赤い提灯である。今年、2008年2月にオープンしたそうだ。元々は恵比寿にあった「尾道ラーメン」の人気店とのことである。

 「尾道ラーメン」の決め手は、瀬戸内海産小魚などの魚介系の出汁(だし)である。地元小豆島産の醤油味のやさしいラーメンだ。ここ《ばんゆう》の一番の売り、「岩のりラーメン」(980円)を注文。

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 どんぶりに山盛りの「岩のり」には圧倒される。スープは、一口飲めばわかる“魚介系”のあっさり醤油味だ。カウンターには、全国から魚介の優良素材を集めた証拠に、左から「日高昆布」、「土佐産厚削りのカツオ節」、「瀬戸内海産小魚(煮干)」、「天草産サンマ干し」に「北海道産ホタテ貝柱」の実物が瓶に入って飾られている。ほのかに口に残るスープの甘みは、ホタテだろうか。

 麺は中細のちぢれ麺で、最近、変更したらしい。国産小麦粉100%に「モンゴルかん水」を使ったもので、もっちりしていて、のどごしがよい。つるっとした食感もある。

 具材は、前述の山盛り「岩のり」(聞けば千葉産とのこと。食べるとなかなかおいしい)、やわらかチャーシュー、半熟タマゴ、メンマ、刻みねぎ。しっかりと丁寧につくられた正統派尾道ラーメンの系統を守っている感じだ。

 ちょっと気になったのは、表面の背脂。この油も「尾道ラーメン」の特徴だが、どうもスープを飲むと、唇に油っぽさが残り、ベタベタする。(個人の好みの問題)

 それから、岩のりラーメン980円は、こだわりの素材を使っているためだろうが、普通のサラリーマンが、お昼時に食べるラーメンとしては、少し高いと思う。もちろん浅草は、世界の観光地であるけれど、元々庶民の食文化の育った町である。たぶん高価な岩のりの量を半分にしてもいいので、せめて700円か800円くらいにしていただきたい。

 ランチタイム(11時から13時)には、小ライスが無料だから、忘れずに頼もう。立地条件は悪いが、看板どおり「岩のりラーメン」が“浅草名物”になればよいが・・・。

(写真:たろべえ撮影)

■岩のりラーメン 浅草 ばんゆう

■東京都台東区浅草1-37-5(浅草駅徒歩5分)

TEL 03(6225)0128

■営業時間/11:0023:00(平日) 11:0021:00(土・日・祝) 毎週火曜休み

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※残念ですが、平成21年3月22日をもって、移転のため閉店しました。

4月24日張り紙で確認。移転先未定です。

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ご近所グルメ 浅草《馬賊 浅草本店》命がけの手打ち麺

 浅草駅から雷門通りを行く。「雷門」を通り過ぎ、浅草一丁目の交差点、「葵丸進」や「やま吉」とは反対側へ渡り、スターバックスの角を「雷門仲通り」へ。程なくすると、にぎやかな赤い看板の“中国手打拉麺(らーめん)”《馬賊》が左手にある。

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 ここの売りは、麺である。やはり、店の入口左側のガラス張りの麺打ちが、目につく。力いっぱい小麦粉のかたまりを打ちつける“バシッ バシッ”という音も響く。本当の手打ち、手延べの麺だ。暑い夏などは、命がけの仕事である。

店内には、店主の「うんちく」が貼ってある。拉麺の『拉(らー)』とは、麺を細長く伸ばす意味で、日本で「ラーメン」というのは、ここから来ているそうだ。麺打ちを眺めていると、大きなかたまりが、あれよあれよという間に細長く、倍々で本数が増えていく。その打ちたての麺が、すぐ調理場で茹でられる。そして、すぐに提供される。

店内では、担々麺(タンタンメン800円)、つけ麺(600円)、タン麺(900円)が人気だ。おそらく麺のうまさを味わうためである。ここでは、基本の拉麺(ラーメン600円)を注文。

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手打ちの麺は、太さも不揃いで、さぬきうどんのような形だ。細いものもある。しっかり水分を含んでいて、コシもあり、モチモチ感もある。鶏ガラや野菜でとった醤油味のスープもうまい。具は、やわらかく味のしみ込んだチャーシュー、ワカメ、メンマに刻みネギと単純だ。ラーメン激戦区の浅草で、さすがに人気店。久々にうまい麺に出会った。(写真:たろべえ撮影)

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■中国手打拉麺 馬賊(ばぞく)

■東京都台東区雷門2-7-6(浅草駅徒歩5,6分)

TEL03(3841)6002

■営業時間/11:0020:00(しばらくは月曜休み)

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ご近所グルメ 浅草《博多らーめん いのうえ》

 浅草駅北口を出て左に1分。店舗はまったく目立たないが、地道に「博多らーめん」を提供する店である。下町浅草に九州があった。

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 博多らーめん(600円)を注文。こってりした「とんこつ」スープに極細麺である。具は、海苔、チャーシュー、きくらげ、わけぎと、正統派である。もちろんテーブルには、紅生姜とピリ辛の高菜が置いてあり、自由にトッピングできる。

 メニューは写真のとおりだが、玉子らーめん、のりらーめん、チャーシューメンもある。定番の「替え玉」は100円。基本の「博多らーめん」が、若干、小どんぶりだからランチタイムには、博多らーめん+やきめし、博多らーめん+チャーシューごはん、博多らーめん+カレー丼(各750円)がおすすめである。(小ライスはサービス)

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 スープは、博多、中洲の屋台の味だ。こってりしていて、しっかり「とんこつ」だ。麺は、業界でも有名な浅草の老舗・製麺屋「開花楼」のもの。東京で普通に「博多」の味が楽しめるのもうれしい限り。ここもまた、飲んだ後には立寄りたい店である。(写真:たろべえ撮影)

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■博多らーめん いのうえ

■東京都台東区花川戸1-6-6(浅草駅北口改札から1分)

TEL03(3847)0084

■営業時間/11:3015:00 19:00~翌01:00

(不定休だが、月曜休みが多い気がする)

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ご近所グルメ 浅草《つけ麺屋 利平》あまのじゃくに醤油ラーメン

 浅草は雷門通りに《つけ麺屋 利平(りへい)》がある。行列覚悟の人気店だ。名前が示すように「つけ麺」の店だが、ここは天邪鬼(あまのじゃく)にラーメンを食べることにした。もちろん、お昼時は、お客さんの9割方が「つけ麺」である。基本的に麺のボリュームがすごいが、並盛(220g)、中盛(330g)、大盛(440g)は、(つけ麺)同価格。

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 確かに麺がうまい。太麺で水分が多いが、のど越しが抜群で、シコシコ感もある。調理場では、揃いの黒いポロシャツのお兄さんが4人、手際よく働いている。見ていたら「つけ麺」と同じく、大きな寸胴のスープ鍋からつくる。ラーメンの場合、豚骨、野菜に加え、魚介系の出汁が効いているが、なんとなくボヤーッとしてしまう気がする。

 具材は、チャーシュー、メンマ、海苔、刻みねぎの定番。もちろん、「醤油らーめん」(720円)も平均点以上で、普通においしいが、やっぱりこの店では「つけ麺」を食べるべきかもしれない。

 基本の「つけ麺」(720円)に、「味玉」(+100円)・「チャーシュー」(+200円)、味玉とチャーシュー(+250円)などがある。“辛味”のつけ麺も同料金だ。「らーめん」には、同様に同額の加算料金で味玉、チャシューらーめんがある。“塩らーめん”もある。

(※写真:たろべえ撮影)

■つけ麺家 利平

■東京都台東区雷門1-13-9(浅草駅徒歩5分)

TEL03(3842)7911

■営業時間/11:0004:00(日曜日は21:00まで)

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ご近所グルメ 浅草《コント浅草本店》浅草の芸人たちに愛された店

 浅草寺の横手、花やしき前からウインズ浅草へ。ここを背にして、ひさご通りを抜け、言問通りを渡り、千束通り商店街へ入る。目印は浅草3丁目の交差点。左側に《らーめん・ぎょうざ コント》の店がある。

 店内には萩本欣一さんをはじめ、コント55号が、《コント》でくつろぐ写真が飾ってある。聞けば浅草出身の故・東八郎さんや故・関敬六さんなど、多数のコメディアンや芸人さんたちに愛された店だそうだ。ここの名物の餃子は、一般的なものより、小ぶりで、大根おろしで食べる。Vfsh0063

 いまは、この餃子と「らーめん」が看板メニュー。ここのおすすめは、『日替りランチ』で、毎日変わる麺類に、半チャーハン、餃子3個、もやし炒め小皿がつく。ちなみに、月曜から土曜までの日替りはつぎのとおり。

月)ワンタンメン

火)チャーシューメン

水)ネギらーめん

木)コントらーめん

金)オリジナルとんこつらーめん

土)塩らーめん

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  今回は、金曜日の「オリジナルとんこつ」に挑戦。大根おろしと辛子で食べる「ぎょうざ」もおいしい。半チャーハンもつくりたてでおいしい。

さて、とんこつらーめんである。スープは、意外にあっさり系のとんこつで美味。中太麺もいい感じだ。具材は、やわらかチャーシュー、メンマ、半熟タマゴに各種野菜(キャベツ、白菜、レタス、カイワレ)にわけぎ。これで850円だから、かなりお得で満腹である。昔、売れない芸人さんにも愛されたお店だけのことはある。推薦のお店だ。

次回は「コントらーめん」(700)または評判の「塩らーめん」(700円)を食べてみたい。そのほか。ぎょうざ(5個300円)、懐かしの味・東京醤油ラーメン(1日15食限定、600円)も食べたい。

(写真:たろべえ撮影)

       らーめん・ぎょうざ コント浅草本店

       東京都台東区浅草4-21-9(浅草駅から徒歩20分、TX浅草駅から徒歩8分)

       TEL 03(3875)5907

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ご近所グルメ 浅草《サワダ》いなり寿司と庶民の味ラーメン

 浅草駅前の横から新仲見世を入ると、すぐ左側に、食堂《サワダ》がある。お店の前にはサンプルケースが並んでいる。名物は「いなり寿司」。もちろん下町の食堂なので、天丼、かつ丼、親子丼、玉子丼、カレーライスの定石メニューとラーメン、タンメン、チャーシューメン、五目そば、カレーラーメンなどもある。

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 「いなり寿司」2個(160円)と「ラーメン」(500円)を注文する。店員さんは、まさに下町のおばちゃんが3人、手際よく動き回る。お客さんは、観光客風情の人もいるが、和服をきりっと着こなした、いかにも地元浅草のお師匠さんもいる。

 いうまでもなく、伝統的な醤油ラーメンは、鶏ガラのスープ。ちょっと湯切りが甘い、細麺だ。具材も海苔、焼豚、メンマ、ナルトに刻みネギと言い訳なしだ。特別、うまいわけでもないが、可もなく不可もない庶民の味である。しかし不思議なことに、この

1杯を食べると落ち着く。

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 一方、いなりは、これでもか、というふうに甘辛(甘くてしょっぱい)の濃いめの味。付合せの紅生姜がいい。

 いまどきのラーメンは、油そばとかトマトラーメンとか、ダブルスープとか・・・凝り過ぎだとは思いませんか?シンプルなラーメンばかり追い求めるのも、おじさんになった証拠かもしない。(反省)

(写真:たろべえ撮影)

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        食堂 サワダ

        東京都台東区浅草1-11-1(浅草駅徒歩1分)

        TEL:03(3844)9751

        営業時間/10:00~20:00(水曜休み)

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【車内マナー編】音漏れに気づかないのは自分だけ《家でやろう》

 東京メトロ7月のマナーポスターは、車内でのヘッドフォンの音漏れだ。例によってシュールなメガネのおじさん、耳に指をつっこんで迷惑している。なんとなくこのおじさんの服装が、クールビズっぽくなった。

 下に書いてある英文は

Please be careful of noise healing from your headphones in the train.

(列車内でのヘッドフォンからの騒音には、どうぞご注意くださいませ)

もういまさら、何もいうことはない。混雑した車内での、あの「シャカシャカ音」は、本当に耳障りなのだ。どうかどうか、車内に平和のひとときを。

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ご近所グルメ 浅草《ら麺亭》東京ラーメン発祥の地

 浅草は「東京ラーメン」の発祥の地だそうだ。発祥については、諸説あるらしいが、どうやら浅草が有力というわけで、調べてみた。

「新横浜ラーメン博物館」によれば、“東京ラーメンのルーツは明治43年(1910)に創業した浅草の「来々軒」とされている。このお店は東京のみならず日本初のラーメン店とい言われている。店主、尾崎貫一氏は横浜中華街から中国人コックを雇い入れ浅草で開業した。来々軒で出されていたラーメンは澄んだ醤油味のスープにストレート麺、具にはメンマ、チャーシューがのっており、既に現在のラーメンに近いものだったようだ。来々軒の評判はすぐに広がり1日1,000杯を越えるのはあたり前で、多い日には3,000杯も出たといわれている。”

また、浅草の麺文化に造詣の深い《与ろゐ屋》さんの店主・松本さんによれば、この

「来々軒」は、東京都台東区浅草1-13にあったそうだ。いまの「すしや通り」、このブログでも紹介したDXラーメンの《あづま》や横浜家系ラーメン《潤家》など、人気店のある界隈だ。

 「東京ラーメン」の特徴は、なんといっても、澄んだスープ。豚骨や鶏ガラを各種野菜と共に、弱火でじっくり煮込み、丹念にアクをとる。自分でも経験があるが、スープをとるため、鶏ガラを煮込んで沸騰させてしまい、失敗したことがある。骨の内部のゼラチン質が溶け出してしまうと、旨みがなくなってしまう。だから長時間煮込む場合には、トロ火で、かなり気をつかう。

 浅草・伝法院通りにある《ら麺亭》は、そんな「東京醤油ラーメン」スタンダードを食べられる。さっぱりした、澄んだ醤油味のスープに細目の縮れ麺がうまい。具材も海苔、チャーシュー、メンマ、ほうれん草、刻みネギといった定番。小さめのどんぶりで「らーめん」320円と良心的だ。ささやかな贅沢として、「らーめんセット」があり、半チャーハン(またはシュウマイライスかミニマーボー豆腐丼)が付く。

 この店には、観光客もさることながら、地元の人々も大勢食べにやって来る。気持ちのよい店員さんの掛け声と、なつかしい「らーめん」の味は、おすすめである。カウンターだけで7、8人も入れば満席の小さな店ではあるが、順番待ちをしてでも立ち寄っていただきたいと思う。(写真:たろべえ撮影)

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    ら麺亭(らーめん亭)

    東京都台東区浅草1-39-9

    TEL03(3845)0514

    営業時間/10:3020:30(平日) 09:0020:00(土日祝日)

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ご近所グルメ 浅草《柳麺 おいでや》『うんちくと能書の多いラーメン店』

 浅草駅北口から言問通りを超え、吉野通りを行く。ビジネスホテルスカイコート浅草が左手に見える浅草七丁目の交差点。ここまで来ると、ラーメンの赤いのぼりが目印だ。

 お店の前には、大きく「すべて手作り!!! 無添加仕上げ!!」の大きな垂れ幕と店頭には店主と大きなスープ鍋のポスター。店内にも「ラーメン学」のうんちくが、ずらりと掲示されている。“おいしさの秘訣4ポイント”と書かれたパネルが目を引く。

水:らーめん作りは水が命。飲料水を浄化して「自然水」と同じ水をつくり、麺や餃子の皮つくり、スープ、麺ゆでに用いている。

麺:国内産の小麦粉に限定し、冷蔵庫で5度に保ち、3日以上熟成させる。適度に弾力があるストレート麺に仕上げる。

スープ:業界初の「合鴨」を使用。コラーゲンが豊富。濃厚で深みのあり、それでいてあっさりした味に仕上げるため、豚骨と鶏ガラのWスープに魚介類や野菜を煮込む。

たれ:化学調味料は一切使用しない。醤油・原塩・黄皿・ワイン・みりん・ビネガーに

一味・七味・粒コショウを加え、約1ヶ月間寝かせて使う。

 さらに「こだわりのラーメン哲学」ともいうべきパネルも大きく掲示されている。これは、「はじめに」という前書から始まり、「製麺」、「かん水」、「水」の項目に分かれており、大変勉強になる。しかし一般のお客様にとっては、おいしいラーメンが食べられればよいのだけれど。宮沢賢治に『注文の多い料理店』という作品があるが、ここは『うんちくと能書の多いラーメン店』である。

 さて、店内には券売機。迷わず定番の「醤油らーめん」(680円)を注文する。広めの店内、カウンターばかり15席だ。行列の人気店のため、うしろに順番待ち席も用意されている。待っているときに、先程の能書やうんちくを勉強したらよい。

 スープは確かに深みがある。こだわりの各種天然出汁もよいが、フランス料理を20年修業した店主のこだわりか、後味に、わずかながらワインやみりんを感じる。特別においしいわけではないが、体にやさしいといわれれば、なるほど印象に残る。

 麺は「自家製麺」の細麺、平打ちで、よく熟成されていてうまい。具材は、炭火で炙(あぶ)り焼きした「チャーシュー」(やわらかい)、メンマ、チンゲン菜、白髪ねぎ、

輪切りねぎだ。特別な具材ではない。

 醤油のほか、塩、味噌もあればつけ麺もある。餃子もある。正直なところ、あまり

手を広げないでほしいが。人気店であるが故に、このまま味を維持していくのも大変か

もしれない。しかしこんな店があってもいいと思う。

※残念ながら平成20年7月18日をもって、突然「閉店」してしまいました。

    柳麺 おいでや

    東京都台東区浅草6-36-17(浅草駅徒歩1520分、都営バス南千住行き「浅草七丁目」下車すぐ)

    TEL03(3874)2471

    営業時間/11:0022:00(水曜休み)

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ご近所グルメ 浅草《ラーメン じゃん腹》東京とんこつ

 浅草の国際通りを行く。浅草ビューホテルのすぐ手前に、《ラーメン じゃん腹》がある。東京とんこつラーメンの人気店だ。

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 この店のラーメンは、4つのカテゴリーに分かれている。

    醤油とんこつラーメン

    九州とんこつラーメン

    とろみ醤油ラーメン

    味噌ラーメン

いわゆる「じゃん腹ラーメン」は、看板メニュー①のことで、背脂たっぷり。②は、とんこつの白濁したパイタン(白湯)スープだと、元気のよいホールのおばちゃんが教えてくれた。

正直なところ、あまり油は得意ではないので、①の醤油とんこつラーメングループの中から「あっさり醤油ラーメン」(650円)を注文した。ランチタイムには、小ライスと茹で餃子2個がサービス。スープは醤油ベース、とんこつに魚介類(煮干)の出汁が効いている。このスープとストレートな細麺の相性がよい。具材は海苔、チャーシュー、大きめのメンマ、ネギ。もちろん背脂が浮く。(チャーシューとメンマもこだわりがあり、やわらく煮込んであって美味)お酒を飲んだ後なんか最高においしいだろうな、とも思う。

おまけにテーブルには、紅生姜、生ニンニク(こいつをつぶすクラッシャー)に加えて、すりゴマも常備されていて、なかなかの配慮だ。(九州では常識)

じゃん腹のすぐ近くには、テレビチャンピオンのラーメン店「麺屋黒船」や通りを隔てて「麺屋はっかい」がある。ラーメン激戦区である。

(写真:たろべえ撮影)

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    ラーメン じゃん腹

    東京都台東区西浅草3-16-9TX浅草駅徒歩1分、浅草駅徒歩15分)

    TEL03(3843)7220

    営業時間/11:3002:00(原則、毎月第2・第4月曜休み)

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ご近所グルメ 浅草《江戸豊》人情の味中華そば

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浅草駅から新仲見世通りを横へ進むと、雷門から続く参道「仲見世」に交差する。呉服屋の角から《江戸豊(えどとよ)》が見える。季節柄、「冷し中華」の幟(のぼり)と白い「中華そば」の暖簾(のれん)が目を引く、普通の小さな、昭和の時代の中華そば屋である。

 店内は狭い。これまた小さ目のテーブルが4つ。混んでくれば相席もあたり前だ。看板メニューの「中華そば」を注文する。スープは、澄んでいる。麺は細麺。引立役は、チャーシュー、メンマ、ワカメ、ネギにナルトである。血統書付きの東京風醤油ラーメンだ。鶏ガラや豚骨、野菜から取ったスープは、さっぱりとしてうまい。若干、麺の茹で具合がやわらかいが、そこは下町。創業は昭和43年(1968)、開店以来40年続く。

あたかい人情の味がする正統派の一杯である。Vfsh0013

 ところで東京のラーメンに欠かせない「ナルト」だが、「鳴門巻き」ともいう。四国の鳴門海峡の渦潮にちなんだものらしいが、実はサカナのすり身でつくる練り物。なんとも食感がよい。存在感のあるラーメンの具材だけれど、決して四番バッターにならず、脇役に徹しているところがよいと思う。

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 さて《江戸豊》には、中華そば(550)のほか、メンマ中華(600)、コーン中華(600)、もやし中華(600)、ワカメ中華(600)、ワンタン麺(700)、焼豚麺(850)、焼豚ワンタン麺(900)、湯麺(650)、味噌ラーメン(600)、冷し中華(800)、餃子(420)など、お好みでバラエティーが楽しめる。

    江戸豊(えどとよ)

    東京都台東区浅草1-32-6(浅草駅徒歩3分)

    TEL03(3844)6855

    営業時間/11:0019:00(土日祝日は11:3019:00、水曜休み)

Vfsh0012 (写真:たろべえ撮影)

 

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ご近所グルメ 浅草《あづま》伝説のDXラーメン

 ラーメン激戦区の浅草、実は「伝説のDXラーメン」を提供する中華《あづま》という店がある。浅草駅から徒歩5、6分の「すしや通り」の中程だ。ただし、店を開くのは夕方からだ。しかも原則として、午後4時半か5時頃にシャッターを開けるため、日中に、この伝説に出会うことはできない。Vfsh0008_2

 たまたま午後7時頃、時間ができたので出掛けた。白い行灯看板に電気が入っていた。その文字は、「DXラーメン」と「純レバ丼」。商店街の場末にあるような、ごくごく庶民的な、決してきれいとはいえない、油にまみれた普通の中華料理屋という風情である。

 店に入ると、おしぼりや水はセルフサービスだ。つまりお店の人は、カウンターの中、調理場から出ることはない。(といってもカウンターだけの細長い店舗)おまけにビールも、お客さんが自分で冷蔵庫から出して飲む。だから常連さんは、席に着く前に、それぞれおしぼりを取り、必要なら冷蔵庫からビール瓶を出し、すわる。

 浅草のラーメン通の間で評判なのが、この《あづま》の「DXラーメン」(デラックス・ラーメン)なのである。“伝説の”おやじさんと話した。

 「はじめて来たんですが、おすすめは、DXラーメンですか?」

 「そう、一味違いますから。ぜひ、食べてみてください」(これはかなりの自信だ)

 ほどなく出て来たのは、澄んだ醤油色スープにメンマとネギ、そして沈む細麺。確かにスープはうまい。あっさりしていて、甘みさえ感じる。レンゲを動かすと、どんぶりの底から驚くほどたくさんの焼き豚角切り(1㎝辺の立方体)が、登場する。これがまた絶品である。具材はこれだけである。

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 「うまいですね、スープも麺も。この細かいチャーシューは、最高ですね」

 「最近、ギトギトしたラーメンが多すぎますね。チャチューは、(手の一握り)この

くらい入れてますよ」

「スープは、やっぱり、鶏ガラとか鰹節の出汁ですか?」

「まあ、豚バラ肉を丁寧に長時間仕込むのが、ベースってことですね」

 聞けば、ご主人は36年間浅草で店を続けているそうだ。以前は、土日に限ってお昼も営業していたが、もう体がもたないとのことで、夕方からの営業に決めたとのこと。スープも毎日、新しいものを仕込む。丁寧に丹念につくる。だから長い間、支持を受け続ける“伝説のDXラーメン”だ。800円。納得。

(もうひとつの看板メニュー・純レバ丼は850円、残念ながら未食)

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(写真:たろべえ撮影)

       

  あづま

        東京都台東区浅草1-13-4(すしや通り)

        03(3841)2566

        営業時間/16:30頃~24:00

(水曜休み、Vfsh0010月末の水・木は連休あり)

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