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ご近所散歩 ちょいと浅草《久米平内堂(くめのへいないどう)》

雷門から一直線に続く仲見世を抜けると、宝蔵門(仁王門)。正面は観音様の本堂である。宝蔵門の手前右手に、浅草寺境内の縁結びの神として知られる久米平内堂がある。

「浅草うまいもの会」さんが緑の“のぼり”を立てているので、すぐ目につく。元来、良縁を望む若い娘さんが、想いを込めた手紙を、この堂にある木々に結びつけたのが始まりだが、いまは絵馬を奉納すると願いがかなうといわれている。

 《久米平内(くめのへいない)》は、江戸時代前期の伝説の武士であった。天和三年(1683)に亡くなった。本名を兵藤長守、通称を平内兵衛という。九州出身の浪人で、江戸赤坂に住み。剣術に秀でており千人斬りを志し、多くの人をあやめてきた。晩年、悔い改め、その供養のため、禅宗・鈴木正三(すずきしようさん)の門に入り、二王禅の法を修めた。また罪のつぐないのため、自分の石像を刻んで、人通りの多い浅草寺仁王門(現宝蔵門)外に置き、通行人に踏み付けさせたという。

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踏み付けが「文付」となり、願掛けの文を奉納する者が多くなり、縁結びも神とされ、平内堂にまつられた。(参考:広辞苑、「浅草寺 今むかし」金龍山浅草寺刊)

今でも縁結びの御利益を求めて、この久米平内堂を訪れる人は多い。まさに浅草寺境内は、観音様の広いご慈悲の心のためか、実に多くの神や仏など、民間信仰の祠(ほこら)やお堂がある。「神仏のデパート」といあわれる由縁だが、時間があればゆっくり散歩をしてみていただきたい。

Vfsh0148 (※写真:たろべえ撮影、カット:江戸名所図会)

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