ご近所グルメ 浅草《えりも》昭和の札幌ラーメンに出会
観音様の裏(観音裏)、言問通りの向こう側は、昔から居酒屋、小料理屋、スナック、寿司屋などが、小さな路地にたくさんある。千束通りの浅草3丁目の交差点を右折したところが、浅草4丁目。夜は、赤い灯(ひ)青い灯で大変ネオンがきれいな町となる。ここに札幌ラーメンの《えりも》がある。夕方から深夜まで営業する酔客相手の店だが、いまでも変わらず、昭和40年から50年頃の札幌ラ-メンを出す。
はっきりいって、かなり古い店舗だ。
カウンターで10席程度の小さな店内。店の中も油にまみれ、決してきれいではないのだけれど、迷わず「味噌ラーメン」を注文する。店主の松島さんは、昭和46年(1971)、開店して37年。その頃からまったく味は変わっていないそうだ。中華鍋にラードをひき、挽肉ともやし、キクラゲに細切りのニンジンをさっと炒める。ラーメンどんぶりには、あらかじめ、秘伝の味噌を入れ、スープを注ぐ。茹で上がった麺を入れ、先程の炒めた具を載せ、コーンでトッピングする。
こってりとした味噌ラーメン。生意気な10代の頃、食べた味だ。中太の黄色の平打ち麺もうまい。650円は正直だ。本当に奇抜ではなく、正統派の「札幌味噌ラーメン」に出あった。スープは飲み干した。同じ台東区の《熊さん》と同じような味の系列である。もちろん、醤油ラーメン、塩ラーメンもある。旭川ラーメンもある。餃子もある。「あの頃」に戻ってみたくなったら、《えりも》へ行くべし。
■ 札幌ラーメン えりも
■ 東京都台東区浅草4-17-3(東武浅草駅から徒歩10分)
■ TEL:03(3875)4316
■ 営業時間/17:30~深夜2時、3時(状況による)日曜定休
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