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レトロな川越・大正浪漫通り《シマノコーヒー大正館》

 埼玉県川越は、「蔵の町」あるいは「小江戸」と呼ばれる。東京の池袋から東武東上線で30分、手ごろな観光スポットだ。先日、仕事で現地へ出向いた。今回、紹介させていただくのは「大正浪漫通り」である。

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 川越の蔵造りの街に近い「大正浪漫通り」は、町名でいえば、川越市連雀町から仲町あたりへの、わずか200m程度の商店街である。布団屋、酒屋、うなぎ屋、時計屋、すし屋、肉屋、菓子屋、金細工屋、はんこ屋、和菓子屋、文房具屋、洋品店、食堂など、通常の商店が立ち並ぶ。ところが建物が凝っている。洋風建築あり、町屋造りあり、もちろん蔵造りもある。

 この商店街、実は平成7年まで「銀座商店街」という名で長く親しまれていたアーケードだった。ところが、全国にある銀座商店街と同様、大型量販店や郊外型巨大スーパー、格安店の出現により、客足が遠のき、店をたたむところも多くなった。そこで立ち上がったのが、この商店街の二代目・三代目などの若い衆であった。電線を地中に埋めたり、道路を石畳に変えた。各店の建物にも趣向を凝らし、古いものは手を加え昔の趣(おもむき)を取り戻したり、新しく建てる店舗のデザインも大正時代を意識した。これにより、レトロな街並みを再現できることになった。

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 そんな浪漫通りに平成8年、開店したのが《シマノコーヒー大正館》である。店構えからして、古びた大正の頃のようだ。店内もクラシックだ。まるでセピア色の時代に戻ってしまったような錯覚。ところがコーヒーはうまい。手づくりのケーキ類も人気だ。ブレンド1杯550円、ストレート(スマトラマンデリン)コーヒーは600円と、決して安くはない。しかし水がうまいのか、本当に納得できる味だ。

 この大正浪漫通りの発想は、低迷する観光地の「町起こし」の成功例であろうと思う。まだまだ発展途上ではあるが、このわずか100m、200mを歩けば、商店街は身近な品物を販売し、それなりの飲食も楽しめる。映画のセットのようなものかもしれないが、こういった発想こそ「客を呼ぶ」、「客を呼べる」街づくりではないだろうか。(地図は大正浪漫通り商店街HPより、クリックで拡大)

■シマノコーヒー大正館

■埼玉県川越市連雀町13-7

TEL:049(225)76804

※小江戸川越・大正浪漫通りについて 

HP http://www.koedo.com/

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