ご近所グルメ 浅草《花家》下町のソース焼そば
地下鉄銀座線「田原町」下車、田原町交差点近くの「甘味・喫茶・焼そば」の《花家》は、ソース焼きそばの「専門店」だ。終戦後の昭和20年から店を始めて、60年以上。いまのご主人で三代目だそうだ。朝は8時半頃から店を開き、通勤の勤め人たちに、自家製おにぎりを売る。「焼そば」は、朝から蒸して10時半か11時頃から店に出す。もちろんお土産でも買える。
「焼そば」は並が、350円、大盛でも450円。具材はシンプルにキャベツ、もやしに青のりぐらいだ。なんともなつかしい「昭和」の味である。店内のメニューは、「焼そば」しかない。飲物は「サイダー・ジュース・コーラ」だが、掲示はないが瓶ビールも飲める。(ビール400円)いったいどこが、「甘味喫茶」なのだろうか。
ご夫婦で店を切盛りしているが、ご主人は「焼そば」担当。いつも店頭の鉄板の前にいる。お店の中では、話好きの元気なおかみさんが活躍する。夕方、「おなかが空いた。焼そばください」と通学帰りの高校生が寄ると、もちろん「焼そば」を出してくれるが、「お小遣いの無駄使いはダメだよ」と言って、大盛でも350円しか受け取らない、そんな人情味あふれる店だ。
残念ながら、あまり商売っ気がないので、夕方は18時には閉店してしまう。きけば疲れるからだそうだ。
■ 花家(はなや)
■ 東京都台東区西浅草1-1-18(ソースのいいにおいがするので、すぐわかる)
■ 営業時間/「焼そば」10:30頃から18時頃まで(日曜定休)
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