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《ムール貝とフレンチ・フライ》添乗員のタマゴたち

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  いまから10年近く前の話だが、添乗員の教育研修で、新入社員30名を連れて、イ ギリスとフランスへ行った。毎日、あらゆる場面で若者たちに添乗員の実務を教えた。それは、大型観光バスにお客様が乗り込むときの、添乗員の立ち位置から始まり、大きな荷物(スーツケース)をバスのトランクヘ積む際の個数確認、車中での添乗員自身のあいさつ・自己紹介、その日の行程の説明など、基本的な動作が多い。

 観光地で下車して遺跡や教会・美術館などを見学する場合、添乗員は先頭に立つことが多いが、後方に気を配り、集団から遅れているお客様がいれば、現地ガイドに先頭をとらせ、自分は最後尾につくこともある。

昼食や夕食でレストランを利用する場合、添乗員は真っ先に店内に入り、ささっとメニューの確認をおこない、次々と後に続くお客様をグループ毎に席へ誘導する。早い者勝ちですわってもらうと、必ず飛び飛びのイスが空いてしまい、遅れて来た方が仲間と一緒のテーブルにつけずクレームとなってしまう。食事が始まる前には、本日のメニューの説明(メインは何か、名物料理か、全部で何皿の料理が出るか)をし、個人会計の飲物(ミネラル・ウォーター、ワイン、ビール)の単価まで説明しなければならない。

さて、パリで3人の添乗員のタマゴを呼んだ。課題は、翌日の夕食の手配である。元々フリータイムの1日であったが、『夕食を、全員で食べるレストランを探せ』、といった指示である。なぜ3人にしたかといえば、半分大学生の彼らは、コンパや飲み会の手配には慣れているが、言葉も満足に通じないヨーロッパでは、不安だろうからという親心だ。2人だと意見が分れやすいので、担当を3人にして、つぎのような条件を出した。

        パリ市内、交通の便のよい場所のレストラン。(地下鉄メトロで行ける)

        予算は日本円で、3,000円までの食事代(チップ込み)、飲物代は個人会計だが、コーヒー・紅茶、デザートもつける。

        日本食は高いのではずす。メニューの指定はないが、できれば郷土料理的なもの。

        一般の客とは離れた席にする。できればこの団体(30名)だけの「個室」。

        ツアーリーダー(この場合は添乗員の私)の食事代は、業務なのでフリー(無料)にする。

        個人会計の飲物代もチップ込みにして、店と交渉し決める。

        以上、レストランが決まったら、店名・場所・アクセス(地図)を書いた案内書を作成し、ホテルで人数分コピーし、当日の朝までに参加者全員に知らせる。

***続く******************************************************************

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