« 30年ぶりのラーメン《一品香》池袋西口で | トップページ | ご近所グルメ 浅草《喜楽》小料理屋のラーメン »

《わたらせ渓谷鐵道》素朴なローカル線

 わたらせ渓谷沿いを走る《わたらせ渓谷鐵道》に乗ってきた。群馬県桐生駅から栃木県足尾銅山、間藤(まとう)駅まで、全長44.1㎞である。江戸時代から明治・大正まで、日本の近代化に貢献した足尾銅山の銅を運搬するため、明治44年(1911)足尾鉄道が敷かれた。その後大正2年(1913)に国策で国有化され、国鉄・JR足尾線となったが、銅山の閉山(1973)や鉱石輸送廃止(1989)の波を受け、第三セクターの《わたらせ渓谷鐵道》となり、今年20周年を迎えた。

Vfsh1279_edited 

 開業以来の赤字だが、行政の支援を受け、なんとか営業を続けている。平日は1両編成のディーゼル車両が走るが、日中でも1時間に1本ほどのダイヤで、単線。しかも東武鉄道との乗り継ぎの便も悪い。しかし行楽シーズンには、トロッコ列車やお座敷列車を走らせ、旅客を誘致する工夫をしている点は立派なものだ。

Vfsh1285_edited

 《わたらせ渓谷鐵道》の神戸(ごうど)駅で降り、路線バスで5~10分ほど乗ると、草木ダムのほとりに《富弘美術館》がある。手足を動かせない重度障害者の画家・星野富弘(ほしのとみひろ)さんが、絵筆を口にくわえて描く詩画は、とてつもなくやさしい。この美術館に行く目的のみで、この鉄道を利用する人も多いはずだ。

 かつて銅山の鉱毒で話題になった「わたらせ川」も、いまは清流である。梅雨の合間をぬって、新緑あふれる自然の中を走るローカル線に乗ってほしい。美術館はもちろん、この風景が命の洗濯になることは、間違いない。

Vfsh1286

|

« 30年ぶりのラーメン《一品香》池袋西口で | トップページ | ご近所グルメ 浅草《喜楽》小料理屋のラーメン »

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

渡瀬橋…数年前伊勢崎の文化会館にliveにクルマで行きました!その彼女森高さんの渡瀬橋をアルバムに入れてました 近いんですよね(^-^)感動的だったのを覚えています!懐かしい!

投稿: いっくん | 2009年6月18日 (木) 20時57分

いっくんnotes
「わたらせ川」は、田中正造が足尾銅山の鉱毒被害を天皇に直訴しようとしたことでも知られています。いまでは清らかな流れですが、歴史に刻む重い歴史があります。

投稿: もりたたろべえ | 2009年6月18日 (木) 23時30分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 30年ぶりのラーメン《一品香》池袋西口で | トップページ | ご近所グルメ 浅草《喜楽》小料理屋のラーメン »