《お正月は列車でふるさとへ》JR東日本のあったかいCM
最近、都内のJRの駅で見かけるポスターが好きだ。「お正月は列車でふるさとへ」と題したもので、上越新幹線(とき、たにがわ)バージョンと秋田新幹線(こまち)バージョンがある。なぜか心あたたまる雪の風景である。
実はラジオで、JR東日本が「お正月は列車でふるさとへ」のCMを流している。3種類あるようだ。これがまた、泣かせるストーリーなのだ。
1 お父さんの白い車編(東京で学生生活を送る娘の帰省)
私の実家は駅からそんなに遠くない。だから学校が休みに入って帰省するときは、
「駅に着いたら電話するね」っていってある。それなのにホームへ入る列車の窓からは、いつもお父さんの白い車が見える。暖房を効かせて30分も前から待っているって、お母さんが教えてくれた。そういえば、子どものころもいつも待っててくれたよね。
お正月は列車でふるさとへ。あなたの帰省を応援します、JR東日本。
2 おしゃべりな母さん編(東京で働く息子の帰省)
なぜか俺が田舎に帰ると、近所の人たちが冷やかしにやってくる。
「元気にやってるか」とか「仕事はどうだ」とか「彼女は連れてこないのか」とか。
どうやら母さんは、近所の人たちに息子のことをよく話しているらしい。だから久しぶりの帰省もかなり喜んでいたそうだ。いろいろしてやりたいけど、これがいまの俺にできる精一杯の親孝行だから。
お正月は列車でふるさとへ。あなたの帰省を応援します、JR東日本。
3 小さな布団編(東京へ嫁いだ娘が孫娘を連れての帰省)
娘を連れてはじめて帰省した去年の年末。娘のために敷かれた布団を見て驚いた。
それは私が小さいころ、寝ていたものだった。あんな昔のものがまだあるなんて思ってもいなかった。いつか孫にも寝てもらう日を楽しみにお母さんが大切にしまっていたみたい。底冷えがする夜なのに、ちょっとだけ、あったかくなったよ。
お正月は列車でふるさとへ。あなたの帰省を応援します、JR東日本。
子をもつ親になってみると、はじめて親の気持がわかる。顔を見せてくれるだけで、とくに母親はうれしいものなのだ。だから母親はいつでも帰る所だと思う。そして母は、いつだって無条件にすべてを受け入れてくれる存在。たとえ世界中が敵であっても。
| 固定リンク
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- びっくりドンキー 30年ぶり(2015.08.25)
- 12月になりました(2014.12.01)
- 連絡です(2014.04.28)
- もうすぐ三社祭り(2014.04.24)
- 《優先席付近では、携帯電話の電源をお切りください》(2014.04.22)
コメント
たろべえさん 中々泣かせるコマーシャルだと思います。JR東日本のホームページで聞けますね。やはり高速道路がETC割引で安くなり 列車利用が減っているのでしょうか。
投稿: 通りすがりの帰省客 | 2009年12月 2日 (水) 16時12分
通りすがりさん
コメント、ありがとうございます。
そうですね、ETC割引きの関係で、列車利用者が減少しているのかもしれません。
私もJR東日本のHPで確認しました。バックミュージックがあって、声優さんの名演技のせいか、ジーンとくるCMだと思います。



投稿: もりたたろべえ | 2009年12月 2日 (水) 17時17分