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沖縄に鉄道が走っていた《沖縄軽便鉄道》

 沖縄旅行で本島北部の名護にある「ネオパークオキナワ」へ行った。広い敷地には、アフリカ、南米、オーストラリアや東南アジアの動物が、自然の中に飼育されている。鳥類も多い。この園内には、かつて沖縄で走っていた《沖縄軽便鉄道(おきなわけいびんてつどう)》が、四分の三のスケールで復元され、運行している。約20分をかけて園内を走行、親切なガイド付きだ。(ネオパークオキナワ:名護自然動植物公園)

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 かつて沖縄に鉄道があったことは、今回はじめて知った。

 調べてみると、大正三年(191412月、沖縄本島南部の那覇から与那原間(9.4km)で鉄道営業が開始した。大正十一年(1922)には、那覇から中部の嘉手納間(古波蔵から22.4km)が開業。さらに翌年には、南部の糸満まで(国場から15.0km)開業した。狭軌を採用したため「軽便鉄道」であった。「沖縄軽便鉄道」は、昭和8年の鉄道法改正により、沖縄県が運営していた関係で「沖縄県営鉄道」(沖縄県鉄道)となった。

30年間営業を続けていたが、昭和19年には軍事物資や兵士の輸送専用となり、昭和20年(1945)、太平洋戦争での米軍上陸等により、壊滅した。以後、車社会となった沖縄本島には、ゆいレールというモノレールを除けば鉄道はない。

 この《沖縄軽便鉄道》の足跡を訪ねた本が出版されている。

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(『沖縄軽便鉄道』文・ゆたかはじめ、絵・松崎洋作、海鳥社刊、ISBN978-4-87415-741-1 C00712009年8月)

“「よみがえる懐かしのケイビン」戦前の沖縄を走っていた沖縄軽便鉄道、与那原線・嘉手納線・糸満線の各駅33景をはじめ41枚のイラストで再現。”と帯にある。

 沖縄在住のイラストレーター・松崎洋作のイラストが実にきれいだ。CGを使って描かれた昔の各駅や沿線の風景は、原色に近いカラー・バリエーションで、鮮やかそのもの。まるで絵本のようだ。楽しく読めた。

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(鉄道の歴史については、同書所収の金城功著『沖縄県鉄道概史』を参考にしました)※写真:ネオパークオキナワ提供

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