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スペンサー・ジョンソン《頂きはどこにある?》【書評】

 10年前『チーズはどこへ消えた?』というベストセラーを書いた著者の最新作である。前著では、2匹のネズミと二人の小人を主人公に、幸福の象徴である食料のチーズの存在をテーマとして、環境の「変化」にどのように対応していくかを主題に、仕事や人生の指針を再確認することができた。この『頂きはどこにある?』も混迷する社会の中で生き抜いていくヒントを多く与えてくれる。原作の英文によれば“Making Good And Bad Times Work For You---At Work And In Life”とある。「仕事や人生でのいいときや悪いときの対処法」といったところだろう。

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「山と谷の物語」が始まる。The Story of Peaks and Valleys

著者が描く要点はつぎのとおりだ。

●どこでも、誰にでも 仕事でも私生活でも 必ず山と谷がある。

●山と谷は ただ順境と逆境のことを いうのではない。

外部の出来事を 心の中でどう感じ どう対応するか ということである。

●山と谷はつながっている。

今日の順境で 過ちを犯せば 明日の逆境をつくり出す。

そして、今日の逆境で 賢明なことを行えば 明日の順境をつくり出す。

●山とは、自分が持っているものに 感謝するとき。

谷とは、失ったものを 求めるとき。

●外部の出来事は 必ずしも思いどおりにはならない。

しかし、心の中には山と谷は 考え方と行動しだいで 思いどおりになる。

●谷から出る道が 現れるのは 物事に対する見方を 変えたときである。

●逆境にひそむ利点を見つけ それを活かせば 谷を山に変えることができる。

●山と山の間には かならず谷がある。

谷にどう対処するかによって いかに早く次の山に たどり着けるかが決まる。

●高原は 休息し、熟考し 元気を回復する期間になる。

●順境に感謝し 賢明に対処すれば 逆境はほとんど経験しなくてすむ。

●山からすぐに落ちてしまう 一番の理由は 傲慢である。

それは見せかけの自信にすぎない。

谷からなかなか出られない 一番の理由は 恐怖心である。

安楽そうに見せかけてはいても。

●次の山に到達するには 自分の具体的なビジョンに したがうことだ。

きわめて具体的で、綿密で 喜んで実現する努力ができるような よりよい未来を満喫している自分を 思い描こう。

●谷の苦しみは それまで無視してきた真実に 気づかせてくれる。

●谷とは 恐怖心だ。

●山にいるときには 物事を実際よりも よく思ってはならない。

谷にいるときには 物事を実際よりも 悪く思ってはならない。

現実を味方にすべきである。

●心の山とは 恐怖心に 打ち勝つことである。

●自分なりの 具体的なビジョンに 真にしたがえば 山をつくり出すことができる。

恐怖心は消え去り 心穏やかになり うまくいくようになる。

●自分のエゴを捨てれば すぐに谷から 抜け出すことができる。

仕事では より有用になることによって

私生活では より愛情深くなることによって。

 谷に住む若者は、誰もが夢見るが決して行こうとしない山へ旅立つ。多くの苦難の末、やっと山へ、そして頂き(頂上)へたどり着く。そこで出会う、成功者の老人との会話や谷と山との間にある休息の場所・高原の存在など、仕事社会や人の生き方で迷ったりくじけそうになったりしたとき、元気づけてくれる示唆に富む内容だ。

 いまこの本の原著をイギリスから取り寄せて読んでいる。平易な英文で勉強になる。

(『頂はどこにある?』スペンサー・ジョンソン著、門田美鈴訳、扶桑社刊、2009年9月)

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コメント

山も谷もそして高原の中にある我が町!そう考えると、ある意味幸せなのかもしれませんね しかし面白い解釈ですね(^-^)読んでみようかな!
あっ今日午前中のお笑い番組で今戸神社と巫女さんとそして踊りにlucky池田さん等出てましたよ(^-^)巫女さんカアイイ(^-^)今度昼間に行こうかな(笑)なんか嬉しいなぁ♪

投稿: いっくん | 2010年1月 3日 (日) 19時08分

いっくんbeer
山も谷も高原もあるのは、人生と同じですね。現実に埋没せず、どう見るかが大事ですね。

 今戸神社は縁結びの人気スポットです。招き猫の歌(ラッキー池田さん振り付け)もこのブログで紹介しています。ご覧ください。
cat

投稿: もりたたろべえ | 2010年1月 4日 (月) 10時24分

(・∀・∩)(^-^)覚えてます(笑) しかし嬉しいなぁ

投稿: いっくん | 2010年1月 4日 (月) 22時35分

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