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《嘉永五年道中日記》を読む【その15】

122日 初瀬(奈良県桜井市)→奈良(奈良県奈良市)約34km

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(初瀬、長谷寺、奈良県桜井市)西国札所8番札所。ここに観世音あり。ほかにもお参りする所が多い。二王門(仁王門)より登りの石段がある。この石段の上屋は、京間にて82間あるという。本堂までは回廊のごとく続く。そこには舞台がある。

 次に黒崎村、まんじゅう(夫婦饅頭)が名物で、一つ2文。それより、慈恩寺追分である。

 追分へ一里。ここに三条小鍛治宗近(刀鍛冶)の本家が右側にある。

 

 長谷寺(奈良県桜井市初瀬731-1、真言宗豊山派総本山、本尊は十一面観音)である。何度か行ったことがある。仁王門から登りの石段は399段。かなりこの回廊は長い。疲れるが登りつめたところにある舞台からの眺めは最高だ。牡丹の寺としても名高い。

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(長谷寺:JR東海)

 

 三輪へ一里十八町、明神の社(三輪明神・大神神社、三輪山を神体山とする神社で大和国の一之宮)がある。御朱印は180石、参拝する所が多い。それより石坂を下り大門に出る。鳥居がある。右側の行田屋甚七(正しくは竹田屋甚七)で小休止する。そうめんが名物である。

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(池利)

 いまでも「三輪そうめん」は有名である。間違いなく夏の風物詩であるが、実は冬場、あったかい汁で食べる「にゅうめん」もうまい。

 

 柳本(奈良県天理市)へ一里。石高1万石の織田大和守の御陣屋がある。

 丹波市(同天理市)へ一里。左側の吉野屋弥市郎で昼食、64文。この間に岩上大明神社(岩上神社、天理市富堂町260)があり、13町ほど寄り道となる。

 

 市ノ本(天理市)へ一里。ここに在原業平が生まれた場所があり、平観音がある。

 

在原業平の生誕の地については、諸説ある。ここ天理市いちのもと町には、現在も在原神社がある。

 

 柿ノ本へ十町。ここに柿本人麻呂が生まれた場所があり、人麻呂の神社がある。

 

 飛鳥時代の歌人・柿本人麻呂(人麿)は、山部赤人とともに「歌聖」と称され、三十六歌仙の一人とされた人物。しかしその生涯は謎である。生誕地も諸説あり、奈良県のこの地であるか、定かではない。現在も天理市櫟本(いちのもと)に『柿本寺跡(しほんじあと)と歌塚』がある。

 

帯解へ一里。左側に寺があり、ここに子安地蔵尊(子安山帯解寺、奈良県奈良市今市町734、日本最古の安産祈願・求子祈願霊場)がある。

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(帯解寺:春日野奈良観光)

 奈良へ一里半。左側の旅籠・大和屋重兵衛に22日宿泊。宿泊代148文。

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コメント

ありがとうございます!。

三輪そうめん池利です。
当店の商品をご紹介頂きまして、ありがとう御座います。
暑さが日ごとに加わってまいりますが、くれぐれもご自愛下さい。

㈱池利

投稿: 株式会社 池利 | 2012年7月27日 (金) 09時00分

三輪そうめんの「池利」様
こちらこそお世話になります。
いつもいただいています。おいしいですね。

投稿: もりたたろべえ | 2012年7月27日 (金) 09時44分

おっと(笑)

なんか凄いなぁ(^・^)
こんなのも ステキですね

投稿: ikkun | 2012年7月27日 (金) 11時05分

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