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《嘉永五年道中日記》を読む【その23】

22日・3日京都滞在

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(六角堂)

(京都の宿泊は六角堂前の旅籠・筑前屋次郎左兵衛門である)それより案内人を雇い、1200文。六角堂(頂法寺、京都市中京区六角通東洞院西入堂之前町)は南向きで、ここは(西国札所)十八番札所である。

 次に近衛関白が右に、左に朝日御門がある。ここは御内裏様の向かいで白川殿があり、それより川原通りである。次に吉田殿がある。続いて八百万の神に参詣した。

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(真如堂)

 真如堂(真正極楽寺:しんしょうごくらくじ、京都市左京区浄土寺真如町82、本尊は阿弥陀如来、天台宗)があり、ここに左甚五郎作のらんま返しがある。この間、お参りする所が多い。

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(知恩院)

 それより知恩院(華頂山知恩教院大谷寺、京都市東山区林下町400、本尊は阿弥陀如来、浄土宗総本山)である。本堂は20間(約36.4m)に奥行き22間(約40m)である。ここに日本一の大釣鐘があり、丈は16尺(4.8m)、差し渡し(幅)は95寸(2.9m)、厚さは95分(0.3m)、目方(重量)は二万貫目(約75トン)という。この間、お参りする所が多い。

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(八坂神社)

 次に、ぎをん牛頭天王(八坂神社、京都市東山区祇園町北側625、全国にある八坂神社や素戔嗚尊:スサノウノミコトを祭神とする関連神社・約2,300社の総本社。通称:祇園さん)がある。右側、祇園町を入る。ここに石の鳥居がある。

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(清水寺)

 次に清水観音(清水寺、京都市東山区清水1-294、山号は音羽山、北法相宗大本山、本尊は千手観音)が南向きにある。ここは西国十六番の札所である。舞台と音波(音羽)の滝がある。(清水観音の)前の町に茶屋がある。右側の扇屋五兵衛にて昼食、80文。

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(三十三間堂)

 それより三十三間堂(京都市東山区三十三間堂廻町657、正式名称は蓮華王院本堂。京都市東山区にある天台宗妙法院の境外仏堂。本尊は千手観音、天台宗)ならびに大仏の跡があり、また釣鐘がある。続いて西本願寺、東本願寺があり、それより二条城があり、北野天神社(北野天満宮)、これは大社で、御朱印580石である。

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(北野天満宮)

それより鞍馬、比叡山そのほか、お参りする所は多い。

 その後、宿へ帰った。(2月)2日・3日と(旅籠・筑前屋次郎左兵衛門)に連泊。宿泊代は2泊で464文。4日に出発した。

 ここで旅籠の宿泊代についてであるが、この旅の最初の頃は、東海道の小田原宿、三島宿、由比宿、掛川宿で同じ180文であった。そのほかの地域で164文前後。名古屋は都会であり224文と高い。奈良は148文と安いが、大坂は232文。京都も同じで232文。これは観光地でもある大坂・京都では協定ができていたものと思われる。

 ところで現代の貨幣価値でいくらぐらいか、という点だが、おおざっぱに1文を10円とすれば、1232文は2,320円になる。実際にはこの倍の14,640円程度と考えるのが自然だ。しかし各地での昼食代が6080文、すなわち1,200円から1,600円だとすると、少し高い気もする。

※写真画像:京都観光Navi

 江戸時代の京都見物、もちろんお寺に参り、神社に参拝するのが常であった。清水寺や八坂神社、三十三間堂など、現代でも人気のスポットが多いのは驚く。

 

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