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《嘉永五年道中日記》を読む【その29】

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◆宮木宿(長野県上伊那郡辰野町)→岡田宿(長野県松本市)約378km

 (宮木宿より)このお間に川があり、12間の板橋がある。

 小野宿(上伊那郡辰野町)へ二里。この間は山あいにて人家は一切ない。それより中山道の塩尻宿へ出る。右の塩尻宿までに際し(妻子)、中山道の宿場を記す。

 

 みどの宿へ一里半。野尻宿へ二里半。須原宿へ三里九町。この間に浦島太郎の遺跡あり。ならびに、ねざめそばの名物あり。上松宿へ二里半。この間に木曽のかけはしあり。ここに発句(俳句)がある。

 掛橋や命をからむ蔦かづら(松尾芭蕉)

 福島宿へ一里半。この間に御関所あり。次にこの場所に木曽義仲の城跡あり。

 宮の越宿へ二里半。薮原宿へ一里半。ここに鳥居峠あり。奈良井宿へ一里半。贄川(にえかわ)宿へ二里。本山宿へ三十町。千場宿へ二十六町。塩尻宿へ一里。郷原宿へ一里半。村井宿へ一里半。(以上)右は小野宿からの距離。

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(寝覚の床 上松町観光協会)

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(越前屋そば店 歌麿)

 寝覚めの床(上松)の景色はすばらしい。奇岩である。この近くにそば屋がある。「嘉永元年創業 越前屋そば店」(長野県木曽郡上松町上松寝覚1710TEL0264-52-2081)である。

 

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(英泉 塩尻)

 塩尻宿へ二里。左側の角、旅籠・升屋惣右衛門にて昼食、64文。

 

 出川宿へ三里。この間に板橋三ヶ所あり。それより松本。

 松本町へ十八町。この町の入口にて小休止する。石高6万石、松平丹後守の御城下(松本城)である。この所に浅間という場所がある。そこに湯治場があり、よい所である。

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(松本城 新まつもと物語)

 松本城は、すばらしい。実に素朴なよさがある。そして浅間温泉。派手さはないが、なかなかよい温泉場だと思う。

 

 岡田宿(長野県松本市)へ一里。旅籠・大坂屋吉右衛門にて213日宿泊。宿泊代148文。

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江戸時代の旅」カテゴリの記事

コメント

お 長野県に入った(^^)
上松 実は今日熊が出た長野市にも 上松地区があります!不思議です

投稿: ikkun | 2012年10月 5日 (金) 19時30分

ikkunbeerbeer
JR長野駅や長野県庁近くに熊が出没。これは驚きでした。さて、「嘉永五年の旅」も信州に入り、その後群馬を経て埼玉に帰ります。run

投稿: もりたたろべえ | 2012年10月 6日 (土) 09時43分

いやいや 全国ニュースな熊情報!

歩いた場所や行った あんな街中!ビックリでしたね(°∇°;)

投稿: ikkun | 2012年10月 6日 (土) 11時04分

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