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《安政四年伊勢参宮道中記》を読む【その27】

214日松井田(群馬県安中市松井田町)→むろ田(群馬県高崎市室田)約16km

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■(松井田)ここに橋があり、橋代5文。次に橋があり、橋代5文。この間に矢じゅう峠がある。

■秋間村(安中市秋間)、三軒茶屋より十八町。

■二軒茶屋より一里半。この間に風切り峠がある。上に風穴がある。ここにて浅間山が見える。

■三ノ倉(高崎市倉渕町三ノ倉)より十八町。

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(榛名山 気象庁)

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(般若坊 高崎市提供)

■榛名山より三里。般若坊(宿坊)にて、五人が、「坊入:ぼういり」の儀式で参詣後に本坊にて精進料理と神酒の接待を受ける。弐朱(1/8両で約7,500円)。

榛名山は未(南西)向き。仁王門の中、右にそり橋岩がある。お参りする所が多い。伊香保への抜け道がある。

 

214日、むろ田(高崎市室田)より三里。旅籠・大のや小右衛門にて宿泊。宿泊代232文。

 

215日むろ田(群馬県高崎市室田)→本庄(埼玉県本庄市)約36km

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(広重 高崎)

■高崎(群馬県高崎市)より一里十九町。ここに松平右京大夫の城(高崎城)がある。石高82千石。

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(英泉 倉賀野)

■倉我野(群馬県高崎市倉賀野)より一里半。ここにからす川の渡し、10文。

■新町(群馬県高崎市新町)より二里四町。この間に神名川がある。ここに上州と武州の国境がある。

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(英泉 本庄)

215日、本庄より二里廿九町。旅籠・諸井幸太郎に宿泊。宿泊代232文。

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216日本庄(埼玉県本庄市)→松山(埼玉県東松山市)約33km

 

■(本庄)ここに安部摂津守の城(本庄城)がある。石高23千石。

 

■深谷(埼玉県深谷市)より三里。

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(英泉 深谷)

 深谷宿は中仙道(中山道)の中でもっとも旅籠の数が多かった。また飯盛女も多く、賑わったっていた。英泉の「深谷の駅」には、そんな深谷の夜景が描かれている。

 

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(英泉 熊谷)

■熊谷(埼玉県熊谷市)より一里。だい屋にて昼食、200文。左側に蓮生寺(熊谷寺:ゆうこくじ、埼玉県熊谷市仲町43)があり、熊谷次郎(熊谷次郎直実)の石塔がある。この間に渡しがあり、16文。

 

 熊谷寺は、山号を蓮生山常行院という浄土宗の寺である。板東一の剛の者と称された熊谷次郎直実が出家して、法力房蓮生法師となり、有縁無縁のすべての衆生と共に蓮のうてなに生まれんと願い、ひたすらお念仏を称え続けた草庵が始まりである。直実は本堂付近にあった館で生まれたといわれ、境内には墓と伝えられる宝篋印塔(ほうきょういんとう)があり、両脇には夫人と子供の墓が立っている。

 

■野原(埼玉県熊谷市)より一里。ここに文殊菩薩(文殊寺、熊谷市野原623)があり、ご朱印20石、日本三文殊である。

 

 聖徳太子ゆかりの文殊菩薩をまつり、日本三体文殊として知られる。知恵の寺として受験生などでにぎわう。

 

■上岡村(埼玉県東松山市)より二里。ここに観音がある。

 

 この観音は、妙安寺(東松山市岡1734)の上岡観音と思われる。馬頭観音としては関東地方随一の霊場といわれている。毎年219日に行われる例大祭には絵馬市が立つなど、馬の守り観音として信仰を集めている。

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216日、松山(東松山市)より四里。旅籠・糀屋喜兵衛にて宿泊。宿泊代264文。

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