ラーメン・ノスタルジー《生駒軒》@三ノ輪橋
都電の終点「三ノ輪橋」で降りて日光街道を渡る。そこには南千住駅近くまで続く「南千住仲通り商店街」がある。商店街に入ってすぐ、《生駒軒》三ノ輪橋がある。典型的な下町である。
この店のラーメンは昭和そのものだ。チャーシュー、メンマ、ワカメに刻み長ネギしか入らない。児玉製麺所の中細麺は量も多い。少し濃い目のしょう油味のスープ。おそらく鶏ガラ・豚骨・煮干・昆布などで丹念に出汁(だし)をとる。昔からかわらないつくり方に違いない。やはりうまい。いまどき500円。納得の「昭和」である。
店を切り盛りするのは、初老のご夫婦だ。夜には近所の常連さんたちが集う。ある人は餃子にビール。ある人は野菜炒めにウーロンハイ。飲んだ後の締めは、ラーメンかな。夜の11時まで店を開けているので、半分居酒屋である。でもこんな店が少なくなった。後継者がいないそうだ。いつまでも気軽にラーメンを食べられる、レトロな中華料理店。心から応援したい気持である。
■ 生駒軒 三ノ輪橋
■ 東京都荒川区南千住5-3-3
■ TEL:03-3801-2435
■ 営業時間/11:00~23:00(水曜定休)
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コメント
いいなぁ〜♪田舎にもなかなかそうゆう ダブルのお店って無いから(^-^)
行ってみたいなぁ
投稿: ikkun | 2013年5月23日 (木) 15時21分
昭和の「ラーメン」さがしの旅は、まだまだ続きます。
投稿: もりたたろべえ | 2013年5月24日 (金) 09時56分