カテゴリー「ラーメン・ノスタルジー」の31件の記事

《東京ラーメン・中華 墨田》

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 昨年の11月にオープンした《墨田》に行く。何度も何度もラーメン店が開店しては閉店する場所である。(東京都墨田区吾妻橋2-2-4 1階、TEL03-5608-6650

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 「墨田ラーメン(辛煮干)」550円を迷わず注文。なんとなく見た目は華やかである。海苔、チャーシュー、メンマ、カマボコ、半熟タマゴ、ほうれん草、刻み長ネギの具材だ。しかもこの海苔のうしろに挽肉入りの辛味噌が隠れている。

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 麺は中細のストレートで、タマゴが練り込まれている。スープを飲んでみると、確かに「煮干」の出汁(だし)である。しかしパンチがない。そこで辛味噌を溶いていく。みるみる味が変化する。辛い。坦々麺のようだ。このスープなら細麺が合いそうだ。

インパクトのある味には違いないが、特別にうまいわけではない。

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 それにしてもメニューを見ると、煮干、醤油、味噌、鶏、豚骨と名の付くラーメンが並んでいる。いったい何種類のスープを仕込むのだろうか。おまけにメニュー中段下に「おすすめ!」がある。

濃厚魚介醤油ラーメン 680

土鍋煮込み鶏ラーメン 900

本格坦々麺(中国東北地方風) 1000円 とある。

 この3種類はまったく別物のラーメンだ。

 この店の「一番の売り」は何か。本当に自信がある「おすすめ」のラーメンは何か。これでは焦点がボケてしまってわからない。こちらも一番上にある「墨田ラーメン(辛煮干)」を食べたものの、メニューをよく見ると「おや?」と思ってしまう。長く営業が続くことを祈るばかりだが・・・

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 以前この場所にあった「みそ膳」で食べた西京みそラーメンはうまかったと思い出した。

◆ご近所グルメ 墨田区《らーめん みそ膳》吾妻橋店開店

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ラーメン・ノスタルジー《竹の家》八王子の老舗

 母の生まれ故郷・東京都八王子市へ行く。創業は昭和29年(1954)、まもなく60年の《竹の家》。地元では最古のラーメン専門店である。看板には「オートボイル式 釜玄 ラーメン専門店 竹の家」とある。

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 店に入ると、まず食券(プラスティックの札)を、おばちゃんから買う。ラーメン550円。右手の店内には、「自動麺茹で機」があり、これがオートボイル式の正体である。店内には煮干の香りが漂う。ほどなくして運ばれてきたラーメン。海苔、メンマ、チャーシューに刻み長ネギの具である。麺は中細のちじれ麺。

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 スープは、鶏ガラ、豚ガラ、煮干、鰹節、昆布の風味があり、結構煮干を感じた。うまい。見た目は濃いしょう油だが、野菜も加えているようで甘みもあり、あっさり系のなつかしい味だ。特別に身構えることもなく、ごくごく自然体で食べられる「昭和のラーメン」。こんな店が残っていることが妙にうれしい。

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■ラーメン専門店 竹の家

■東京都八王子市中町4-2JR八王子駅北口徒歩5分)

TEL042-642-5450

■営業時間/10001930(水曜・第3木曜定休)

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ラーメン・ノスタルジー《珍々亭》@駒込

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 駒込駅東口は、かなりディープな下町である。駅前の細い路地に居酒屋やラーメン屋が何軒も存在し、夜はどこでもお客さんがたくさんいる。駅の真ん前、東口徒歩1分のところに《珍々亭》はある。

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 ごく普通の街の中華料理店なのだが、店内は意外と広く中規模店舗の様相を呈している。大きめの餃子はうまい。個数によって値段が違う。手作りの餃子が5300円、3180円(小盛)、8480円(大盛)は安い。ニンニクとニラがしっかり入っていて濃いめの味。ビールにぴったりである。

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 さて定番のラーメンを食べる。500円。具材はメンマ・ワカメ・やわらかく大きなチャーシューに刻み長ネギ。もちっとした細いちじれ麺である。やはり鶏ガラベースの「昭和」のしょう油味だが、スープの表面に油が多く、なかなか冷めない。このラーメンは少し、しょっぱいので飲んだ後の締めに合いそうだ。

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 《珍々亭》は、ごくごく平凡な店なのだが、昭和の香りがする。本当は各種定食が、うまくハズレがないそうだ。

    珍々亭

    東京都北区中里2-1-1(駒込駅東口)

    TEL03-3917-3050

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ラーメン・ノスタルジー《栄楽》@日暮里

 日暮里駅東口から徒歩2分、《栄楽》は、しっかりとある。店内は細長い。随分と愛想のよいおかみさんが迎えてくれた。一人なので遠慮がちに二人掛けの席にすわると、おかみさんが「広いからこちらにどうぞ」と、四人掛けのテーブルをすすめてくれる。それだけで気持のよい店である。年配のご夫婦で営む《栄楽》は、ご主人が調理場で、奥様が店内を取り仕切る。常連さんたちとのさりげない会話が弾む。たぶん何十年もこのスタイルを続けてきたのだろう。

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 看板メニューは「湯麺(タンメン)と餃子」らしいが、ここはラーメンを注文。ビールを頼むとザー菜の小皿が付いた。ラーメンは、ナルト・ワカメ・焼き豚・メンマに刻み長ネギというオーソドックスな具材である。あくまでも細麺。鶏ガラや野菜で丹念にとった出汁のしょうゆ味だ。ここにも昭和の味がある。520円。確かにうまい。

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 店内には近くに住む林家正蔵師匠の色紙が飾られている。聞けば正蔵師匠は、ちょくちょく顔を出すとのこと。人柄からか地元で愛される落語家である。

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 そういえば大学生だった頃、日暮里を歩いていたら、住宅街のお菓子屋さんの前で偶然、先代・林家三平師匠にお会いしたことがある。ジャージ姿で瓶の牛乳を飲んでいた三平さんは、私を見て「若旦那、いいお天気ですね」と気さくに話しかけてくれた。息子である正蔵師匠も、きっといい人だろうと思う。

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    中華 栄楽

    東京都荒川区東日暮里6-60-10

    TEL03-3807-1530

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ラーメン・ノスタルジー《生駒軒》@三ノ輪橋

 都電の終点「三ノ輪橋」で降りて日光街道を渡る。そこには南千住駅近くまで続く「南千住仲通り商店街」がある。商店街に入ってすぐ、《生駒軒》三ノ輪橋がある。典型的な下町である。

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 この店のラーメンは昭和そのものだ。チャーシュー、メンマ、ワカメに刻み長ネギしか入らない。児玉製麺所の中細麺は量も多い。少し濃い目のしょう油味のスープ。おそらく鶏ガラ・豚骨・煮干・昆布などで丹念に出汁(だし)をとる。昔からかわらないつくり方に違いない。やはりうまい。いまどき500円。納得の「昭和」である。

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 店を切り盛りするのは、初老のご夫婦だ。夜には近所の常連さんたちが集う。ある人は餃子にビール。ある人は野菜炒めにウーロンハイ。飲んだ後の締めは、ラーメンかな。夜の11時まで店を開けているので、半分居酒屋である。でもこんな店が少なくなった。後継者がいないそうだ。いつまでも気軽にラーメンを食べられる、レトロな中華料理店。心から応援したい気持である。

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    生駒軒 三ノ輪橋

    東京都荒川区南千住5-3-3

    TEL03-3801-2435

    営業時間/11002300(水曜定休)

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昭和の中華食堂《生駒軒》浅草雷門の「みそラーメン」

 お馴染み《生駒軒》@浅草雷門である。なつかしい「みそラーメン」を食べた。もやしやタマネギ、にんじん、挽肉、ニラを炒めてのせてある。630円。

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 ここのみそラーメンは、信州味噌を使う。赤味噌ではない。炒めた野菜たちと麺のバランスも抜群のうまさだ。昔はこんなみそラーメンもあった、と思うほど、いまとなっては貴重な味かもしれない。

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ラーメン・ノスタルジー《中屋食堂》@栃木県日光市今市

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 ブログの取材で日光市今市を歩く。思いもかけず発見した昭和の食堂である。ほとんどシャッターの閉まった商店街にある《中屋食堂》。店構えからして、こういう店のラーメンはうまいはずだ。

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 店内に入ると、おばあちゃんが一人で店番をしている。ラーメンを注文。ほどなく運ばれてきたどんぶりは、昭和そのものだ。ナルトが2枚、チャーシュー、メンマ、ホウレン草、海苔が載る。400円。安い。

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 スープは鶏がらと煮干だろうか、伝統的な味である。おそらく地場のしょう油だろうか、甘みがある。そしてやわらかめの中細麺。もう何十年も変わらぬ味だろうと思う。

こんなお店が残っていることが、無性にうれしい街だ。

    中屋食堂

    栃木県日光市今市758-1

    TEL0288-21-1329

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ラーメン・ノスタルジー《珍來》80年の歴史

 埼玉県草加市に本店のある中華料理チェーンの《珍來(ちんらい)》のラーメンを食べる機会があった。まさになつかしい昭和のラーメンだ。

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 スープは豚コツ、鶏ガラ、煮干し、昆布に数種類の野菜でつくる。丁寧にアクをとりながら、コトコトじっくり煮込む。手打ちのタマゴ麺は、毎日午前2時から打つそうだ。

さすがに落ち着いた味。具材もシンプルにメンマ、チャーシューに刻みネギだ。飽きの来ないスープに中太麺がマッチして、うまい。500円。店員さんの応対もすばらしい。気取らずにおいしく、気持ちがよい店だ。

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 さてこの《珍來》だが、店内のメニューに記載の歴史を述べると、つぎのような堂々たる流れがあった。創業者の清水清氏は、明治41年茨城県に生まれ、昭和3年に上京。修行後の昭和5年、珍來式手打ちラーメンを考案した。その後ラーメン店の経営にあたり、太平洋戦争での休業をはさみ、昭和21年正月には浅草の闇市、ひょうたん池の

脇で戦後の一号店を開店。その後、二代目が独立経営者育成のために協同組合珍栄会を創設、現在の会社の基礎を築いた。以降、関東一円にのれん分けをおこない、一時は百数十店舗を展開してきた。そして今年で81年である。

        珍來

        埼玉県草加市栄町2-11-10

        TEL:048(932)1173

        営業時間/11:00~04:00(無休)

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ラーメン・ノスタルジー《生駒軒》@稲荷町 ※閉店※

Photo  生駒軒探訪は、台東区の稲荷町である。地下鉄銀座線「稲荷町」駅からも近い。こちらも年季の入った店舗で、細長くカウンターに12席、うしろにもカウンターが約8席程度。それでも汚いわけではない。

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 愛想のよいご夫婦で切り盛りしているお店で、餃子と瓶ビールにラーメンを注文。やはりラーメンは、東京風でメンマ、チャーシュー、ナルトの具材だ。中細麺が鶏ガラと豚骨のスープに泳ぐ。ワカメは入らない。むむっ、チャーシューは大きい。さっぱりとあっさり味だ。

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    生駒軒 稲荷町

    東京都台東区東植野5-4-10

    TEL0338442292

    営業時間/11302100(水曜定休)

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※残念ながら閉店してしまいました。(2013年4月確認)

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ラーメン・ノスタルジー《一寸亭》路地裏の名店「モヤシソバ」

 ラーメン通の間で評判の店が、台東区谷中にある。昭和48年(1973)オープンの中華料理《一寸亭》(ちょっとてい)という。谷中ぎんざの真ん中、お茶屋さんの角を曲がった場所で、なかなかわかりにくい。テレビや雑誌などにも取り上げられる「路地裏の名店」である。

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 看板メニューは「モヤシソバ」750円。中太麺の上にシャキシャキのモヤシと豚肉。ゆるめの餡(あん)かけである。スープは鶏ガラベースの、すっきり醤油味だ。モヤシと豚肉を油で炒めてあるので、大変、熱々だ。完全にモヤシと麺が同化しているので、抜群の食感。どうやら、そんじょそこらで食べるモヤシソバとは、格段に違う。これはうまい。でも熱い。熱すぎる。汗にまみれて完食まで40分もかかってしまった。夏場には、タオルのハンカチが必須だ。

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    東京都台東区谷中3-11-7

    TEL:0338237970

    営業時間/11302130(火曜定休)

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